今回からクリスチャン・ベールに替わり、バットマン/ブルース・ウェインを演じるのは、「世界一美しいヴァンパイア」こと、ロバート・パティンソン。
とにかく目元のクローズアップカットが多く、不穏な音楽も手伝ってパティンソンの雰囲気がハマってました。
自分はDCコミックも知らないし、シリーズはノーラン版三部作しか観ていませんが、今回の新シリーズ第1作目は成功ではないかなぁ。
強烈なサイコパス(多分、此奴のせいで子供が観るには、ちょっとキツい)や、マフィア、ドラッグディーラーなど個性的なキャラも多数登場するし、謎解きの要素が盛り込まれているお陰で、3時間弱の上映時間でも退屈はしなかった。
そして、ゴシックホラー的なアプローチも随所に見られたので、『羊たちの沈黙』がお好きな方は楽しめるのかも。
音楽はニルヴァーナの『Something in the way』がひたすら鳴っていて、不穏な雰囲気を引き立てていた。
※これは、ニルヴァーナの曲の中でも断トツ暗いと思うんですけど。
ダークな登場人物それぞれが抱える〝闇″。
それを視覚化した邪悪な世界を、充分堪能しました。