[ギルティ]

ジェイク・ギレンホール主演のクライムサスペンス。



四年前にデンマーク版(画像上段)は観たが、リメイク版がNetflixにアップされていると知り鑑賞。

ジャンルはサスペンススリラーだが、会話のみで進行するので「見えない事件」をイメージしながら鑑賞しなければならない。

舞台も緊急通報センターのみのワン・シチュエーションですので、必然的に役者の技量が問われる作品となっています。

こういう構成の作品は、注意深く会話(字幕)を追わないと取り残されてしまうのだが、集中力が途切れ、前半部分で寝てしまった。。

なので、今朝再度トライし観了。

内容はデンマーク版とほぼ同じだが、結末が若干分かりやすくなっていました。


物語は、「誘拐された」と訴える女性の一報から動き始めます。

しかし、手掛かりは電話での会話のみ。

主人公は彼女を助けたい一心で、パトカーの要請や同僚の刑事へ様々な指示を出すのだが。


[ユージュアル・サスペクツ]の様に、最後にどんでん返しが用意されている事も想像がつくのだが、事件そのものを最後まで見せない演出ですので、主人公同様に観客も「思い込み」により、監督の策略、見事なトリックにハマってしまう。 

特に、事件が解決し安堵する主人公に同僚の婦人警官が、「失意の人は同類を助けるのよ」という科白は含蓄もあるが、深く納得させられた。


日常生活でもよくある事ですが、思い込みによって視野が狭まり、目の前の真実さえ見えなくなってしまう事がある。

だから、茨木のり子さんの『自分の感受性くらい』にある様に、自分を守れるのは自分だけなんでしょうね。


馬鹿者よ!と言われ続けても、昨年の相変わらずな自分にウンザリしても、今年こそは!と気合を入れてみる!よし!


さて、今夜は何を観ようかな。

(ジムは明日にしよ。。)