自己愛と承認欲求

これって本能だから、押さえつけていてもいずれ暴走する時が来ます。
仮に暴走しなくても、「どう考えてもこれしか考えられない」という譲れない部分が強く表面化する事もあるし。
だから、アドラーや中野さんの本がバカ売れするのでしょう。

また、神様はナルシストだから、従順な弟子を可愛がります。
少しでも歯向かう態度には、天界から容赦なく追放します。

それと「恩」について
恩は押し付けるものではない。
自分が良かれと思ってやったことでも、相手にとっては迷惑な場合もあります。
これで失敗した事も、迷惑だなぁと思った事も両方あります。

主義は押し付けないに越したことないですが、その時々の距離感が非常に重要ですね。
また、「恩返し」を連呼する人にも言いたい。
感じ方の大小はあっても、人間ってそんなに忘れる生き物ではない。
自分に置き換えると解るだろうに。
要するに、受け取り側の問題なんだ。

【個体の掟】とは、心のずっと奥に置いておくものですし、他人に宣言するものじゃない。

これが本音ですね。

【理性と本能を上手くコントロールできる人になる】
これは永遠のテーマでしょうね。

僕はどうするか?ですが。。
その答えは[カラマーゾフの兄弟]に全て書かれていましたから、迷ったら必ず読みます。

他にお薦めは
Rチャンドラー[長いお別れ]
志賀直哉[暗夜行路]
ブコウスキー[勝手に生きろ]
ですね。

「自分は何も解っていない」
これは黒澤明監督がアカデミー賞で表彰された時のコメント。
現地のアメリカ人はポカンとしてましたが、新しい才能を認め、育みながらも、常に勤勉な姿勢を崩さなかった巨匠らしい名言です。

綺麗事を考えている暇があれば、映画や本、バレエもオペラも漫才も落語も絵画も含めた全ての芸術を可能な限り吸収し、先験のイメージを膨らませた方がよっぽど豊かになります。

苦しく切ない事ばかりの人生だけど、「努力」はバカに与えられた唯一の希望だ。
だから努力する事は続けようと思う。