ときどきビールは、手紙になる | マーケティング眼鏡

ときどきビールは、手紙になる

前回のブログに、「うまい」「おいしい」を連発するビールメーカー各社のCMにはうんざりしている、と書いた。ビールのCMで他に何か言うことないの?と思っていたら、いいじゃない!っていうビールのCMを見た。

 

両親が、娘の結婚式の引き出物である自分たちの名前の入ったビールグラスでビールを飲みながら娘の昔話に花を咲かせている。そこには「うまい」とか「おいしい」なんていうありきたりな言葉は存在しない。ただ、ビールを楽しみながら、娘と過ごした昔を懐かしく思う。ビールを飲みほしてグラスの底をのぞくと、そこには「これからもよろしく」という文字が見える。それを見て、父と母が嬉しそうに笑う。そして、「ときどきビールは、手紙になる」「よろこびがあふれ出す。それがビール」という字幕で終わる。さすが、キリンビール。

 

 

なんか、家族の温もりが感じられていいなぁ~。ビールはただ飲むだけのものじゃない。相手にメッセージを届ける、手紙にもなるんだ、とこのCMで知る。

 

そう言えば、以前『嵐』の二宮君が年賀状のCMで「年賀状は、贈り物だと思う」と年賀状を別の視点から捉えて宣伝した。年賀状を止めて電子メールなどにスイッチする若者が増えている中、年賀状を単なる新年の挨拶ではなく、その年の最初にもらう大切な贈り物としてポジショニングしたこのCMで年賀状の発行枚数は対前年プラスとなった。

 

ビール離れが止まらない。ビール好きのぼくにとっては残念でたまらない。でも、このビールのCMでビールの別の良さを知って、ビール愛飲家が増えてくれるといいなぁ……