勝新太郎さんの話


の続きです。







お会いしたのは勝プロの


一室。




ノックをし、扉を開ける




そこにいた勝新太郎。




オーラ




そう、まさしくオーラが


違う。




目も違う・・・




野獣の目。




食われそうだ。




俺は小動物のように


直立不動で、


ただ立ち尽くすのみ




逃げたくなった・・・


でも足がすくんで


動けない。




初めて味わう


極限の緊張感




い、いかん


これは仕事だ


やり遂げなければ。




事前に事務所の方に


インタビューの内容


その他の確認は


取ってある。




当然今回の仕事は


勝さんにも伝わっている




俺の担当している


女の子のCD発売に


向けて応援メッセージ


等を頂くのだ。






以下会話でお楽しみ


下さい。


(勝さんの声は全て


ドスがきいている。)







俺:今日はお忙しい所


  有難うございます


(完全に声が震えている)




勝:君はチャーシューメン


  好きか?


  


俺:・・・・・・・・・・・


  えっ!す、す、す、


  好きです




勝:おい!(ビクッとする俺達)


(マネージャーさんを


呼びつけた。


出前を頼もうとしている)




俺:す、す、すみません


  お昼ごはんはもう済ませました。




勝:そうか・・・(落胆している)


  ○○亭のチャーシューメン


  上手いんだぞ。




俺:す、す、すみません


(やばい)




勝:君のお母さんの名前は


何という?




俺:・・・・・・・・・・・


  え?せ、せ、設子です




勝:おい(またビクっ)


(マネージャーさんが色紙を持って来た)


傍らにあった筆を持ち、おもむろに


墨汁をつけた





  ふん!(鼻息)


(力強く筆を走らせる)


  


  おい!


(マネージャーさんが


勝印判子を持って来た)




  ドンドン!


(朱肉に判子をつける)




  ふん!


(思いっきり色紙に


判子を押す)





  ほれ


(俺に色紙を渡す)




 



証拠写真





俺:あ、あ、あ、あ、


有難うございます


(俺は軽くパニクっていた。


頼んでねえぞ)






勝:玉緒は良い女だぞ





俺:・・・・・・・・・・・・・・


 (何も聞いてないのに)





そこから約1時間玉緒さん


自慢話が続いた。


その間俺たちは相槌のみ。


  


そしてこの後、


衝撃の発言が・・











勝:君たちは何で来たの??







マンガのようにこけたのは


言うまでもない








その日からしばらくして


舞台に招待して頂いた。




はっきりいってスゴ過ぎる!




舞台を何回か見た事は


あるが、こんなに引き込まれた


のは初めてだった。




びっくりした




勝さんの演技は例えようがない。


この存在感は他の俳優じゃ


出せないよ。


きっと。




素人ながらに思ってしまった。




しびれた。




本当に偉大な俳優さんである。








それから暫くして亡くなって


しまった。





本当に残念・・・。


今勝さんに変わる俳優は


いないよね。








今更ながら合掌








本当に貴重な経験でした。


有難うございました。







今後は間を見つけては


こんな感じで俺ネタを


書いて行くかな。