









大好きになった頃のスワローズを共に支えてきた青木が先にユニフォームを脱いで2年
あっという間に迎えてしまったこの日このとき
このところはずっと、今年は引退するかもしれない…
なんてシーズン1勝をあげるまではずっと心配していた
3月の社会人との練習試合
初回で早々に速報から石川の名前が消えた
予感はしていた
この日を迎えてしまうことを
表向きではまだ終わらない
どうせきっとまた帰ってくる
と気丈にふるまっていたが
どうやら本人の決断と同じ頃にはこうなることを確信していたらしい
じつはこの試合の最中には10月2日のチケットを購入していた
結果的に雨で1日ずれ3日になってしまったが
それでも復縁した旧友の助けもあって引退試合に足を運ぶことができたこと心から感謝したい
引退会見からとても清々しい表情でずっと涙を見せなかったから
こちらもそこまで泣くことはなかった
それどころか200勝に届かなかった悔しい気持ちを晴らせてくれさえした
ずっとずっとここへの後悔だけがぐるぐると何年も何年も渦巻いていたのだ
あの日、あのとき、あの打球を捕っていたら
あのときあと1点でも取れていたら
そんな後悔は尽きない
石川の投げる試合は、特に晩年に差し掛かってからはそんな試合が多すぎた
3点もリードしていたのにアメリカから帰ってきた筒香にいきなり中継ぎが同点3ラン
あと1アウトで勝ち投手だったのに外野手がダイビングキャッチで打球をそらし逆転サヨナラ――
ほかにもあの中継ぎやあの中継ぎがすぐさま同点にしたり…
全部名前も覚えてるけどそこは言わないでおく
個人的に、石川に勝ちをつけたいこの思い、その執着は、チームの勝利はおろか、ペナントそのものに匹敵していたと言っても過言ではない
それぐらい石川雅規が大好きだったのだ
だから200勝の景色を見られなかったことがどうしようもなく悔しかったし
悲しかった
だからこそ9月2日の引退会見にこちらも救われる思いでした
みんなが口をそろえて言う
人の悪口を決して言わない
野球人にして、人格者だと
当たり前のようなことでも、大げさでも、本当に感じているから必ず直接伝える、感謝の気持ちを
野球に対する飽くなき探求心も魅力だけど、石川雅規というひとりの人間の魅力はこういうところにこそ詰まっているんだと思います
背番号19
子どもの頃、初めてヤクルトを好きになって最初に好きになった選手がいた
それが背番号19の 山部太 という投手
年々成績を落としていて、パワプロでもエースとして大事に使っていたんだけど毎年能力が落ちていくもんだから抑えるのも大変で大変で笑
そんな山部が2000年オフに背番号19から30に変更になって、19が空白になった1年
日本一の歓喜に大はしゃぎだった2001年のオフにドラフト1位で入団した石川に背番号19が渡った
これがひとつの縁だった
松井秀喜を4番に据えた巨人戦に、小さな身体で立ち向かう石川をテレビの向こうで応援していると
父が「こいつは尻が小さいから大成しないな」
なんて隣で言ってくるから、反抗期真っただ中の僕と口論になることもあったな
どうだ、あれから25年後、ここまでの功績を残して日本中から愛される投手になったぞと
宇宙へ行った父に見てもらいたい
石川雅規
それは僕にとって
子どもの時に大好きになったあの頃のヤクルトと、
今のヤクルトを繋いでくれる
そんな夢中になって喜怒哀楽をぶつけて応援し続けてきた僕の歴史そのものを背負ってくれた投手
あのときのつば九郎もいない
そしてもうマウンドに石川もいないんだって
一夜明けて、最終戦を見ながら実感する
めっちゃ寂しい
これで最後なんて嘘であってほしかった
新しくなる神宮球場でも投げてほしかった
まだ
まだまだ
こんなの初めてのことだから
受け止めきれてないのかもしれない自分がいる
でも時間は平等に過ぎていくから
最後には流れる時間が解決してくれるんだね
ありがとうございました
こんなにも応援させてくれて
本当にありがとうございました
あなたの存在は唯一無二でした
大好きです
誰もが予想していただろうし
ほれ見たことかと言われても致し方ない
昨年までと違い、2軍でもまともに抑えられていない
投げた試合は一通りチェックしているが、しっかり抑えた試合がただの一度もなかったのも事実
なんでこの時期に投げさせたといった批判も重々承知
なんなら巨人戦初回ノックアウトなんて今回が初めてじゃないので(5年前の優勝かかった東京ドームでもやらかしてる)、石川にとっても厳しいカードにして昨今はすっかり苦手になった本拠地だったのも否めない
それでもワイは今日という日を待ちわびてたんや
もしかしたら、また、5回をさらっと60球ぐらいで0点に抑えて
46歳の石川が!投げ抜きました!!って
ここ数年のお決まりのような実況の興奮した声が聞けるんじゃないかって
ちょっとでもそんな期待を抱かせてくれたんだよ
それができる投手であり、それが許される投手なんよな
これで終わりじゃないよ
今日の一戦を見届けて色んな声があがっているのは間違いないが
彼は野球を愛しているからきっとまたマウンドに帰ってくる
そう信じていたい
裏で起こっていることは知らんし、所詮憶測にしかならんからそこは胸の内片隅にそっとしまっとく
まずは肩を治してまた2軍で無双する姿から待つ!

