日経平均が高値15,942円を天井に急落しています。
本日の安値が12,415円ですから高値から3500円以上下落しました。

そして、またまた木曜日ですね。

2013/5/23(木)14,483 -1,143円
2013/5/30(木)13,589  -737円
2013/6/ 6(木)12,904   -110円
2013/6/13(木)12,445  -843円

1929年10月24日(木)、世界恐慌の引き金になったニューヨーク株式市場の大暴落以降、木曜日に大幅安になると「暗黒の木曜日」と言われて騒ぎ立てられます。

しかし日経平均は昨年11月から80%以上の上昇率と、世界でも類を見ない急騰をしていた市場です。
リターン・リバーサル現象と思えば、不思議ではありません。

林投資研究所の『相場技法抜粋』(林輝太郎著)の抜粋13は、「当たり」の三原則という見出しです。

三原則の2番目に「統計的な周期を基準にする」――天井の翌日は底ではない。値動きにはトレンドがあり、上げも下げも一定期間続く――と書かれています。

現在の株式市場に当てはめれば、一定期間続いた上昇トレンドが終わり、現在は下降トレンドの最中であるということでしょう。

中源線では終値を基準としていますので、急落の原因などのニュース・材料はキッカケとしか受け止めません。事実として5月23日から始まった下落は終値ベースで下値を切り下げているので、明確に下降トレンド継続中ということになります。

また急騰後の急落で大きくボラタイルに上げ下げしているマーケットでは方向感がつかみづらく、リスクを伴う売買になってしまうので「休み」という選択がベストなのではないでしょうか。

マーケットは逃げません。

自分のタイミングで、トレンドを見極めてからエントリーしても遅くはないと思います。
「予測は当たらない」が林投資研究所の提唱する相場技術論の前提ですが、上(下)がると思うから買う(売る)という行動になるのであって、予測せずに売買することなどありえませんよね。

最近はテレビや新聞に加えてインターネットなどの情報媒体の発達で、いやでも材料が目や耳から入ってきてしまいます。そして、エンドレスに出てくるそれらの材料を基に当たらない予測をしてしまいます。また市場分析の専門機関が発信する情報にも、惑わされてしまいます。縦軸の「目標株価」なる予測と、「いつ」や「仕掛けのタイミング」といった重要な時間軸(横軸)の部分が、常にあいまいだからですね。

中源線では、「現在の株価には、今ある材料がすべて織り込まれている」という前提でグラフを描きます。そして終値という結果から売買の法示(シグナル)を単純な計算から導き出します。

これは「予測」ではありません。

「相場は上がるか、下がるかの勝負」という表現で株式投資に挑む投資家も多いのですが、中源線では“上昇下降のトレンドに乗るだけ”という単純な考え方をベースに、建て玉操作をすることで利益率を上げようというものです。

ですから「予測」ではなく、「変化の兆しをとらえ、機械的に乗る」という表現が合っているのだと思います。

普遍性とは、「すべての物事に通じる(適合する)性質」という意味らしいです。



中源線建玉法が普遍性のある売買法であると「第一部解説」に記述されているんですが、実際に検証してみた人はいるでしょうか。

私自身もこの伝説の投資法については当初、懐疑的でした。でもこの「伝説」とか「秘奥」とかいわれると興味をかきたてられるというか、好奇心がそそられる感じがしますよね。



中国清の時代の銀の相場師「陳雅山」が考案した、とか「相場師」なんていう響きもいいですねえ~。私の知り合いにも「相場師」という肩書きを名刺に書いている人がいます(笑)。

また、その伝説を検証し、「数百年分の値動きの統計から売買法として規定した」なんて部分も、いま流行りのアルゴリズムやシステム売買の大元になっているんでしょう。

ただし、技術進化の目覚ましい現代の相場環境にこの「古いロジックが通用するのか」と、思ったのは私だけでしょうか?



しかしやってもいないのに否定はできないので、実際に昨年9月から個別銘柄に加え、指数先物のグラフを40銘柄近く描き始めたのですが、驚きましたね~。転換・増し玉・手仕舞いのタイミングをキッチリとらえているケースが多かったんです。



値動きというものは数百年たった現在でも、同じようなパターンを繰り返すものなんだな~と。


普遍性ということでは株式以外で、以前から問い合わせの多かった為替(FX)についても試験的に米ドル/円のグラフを描いていますが、この急激な円安ドル高のスタート時にもキッチリと転換したんです。



自分で描いて得た検証結果なんで説得力ありますよ。

中源線は値動きを的確にとらえてシグナルを出してくれる興味深いロジックでできている売買法なんだと確信できたんです。



普遍性のある売買法であることも確認できたんですが、やはり他の売買法と同様に万能ではありません。あたり前ですよね。

「物には時節」ということわざ通り、合う期間と休みを入れる場面を区別することが必要です。また対象物についても合う合わないがあるのはふつうのことなんですが結果がでないと、すぐあきらめてしまう人が多いんです。



売買の経験がある投資家さんならわかると思いますが、大切なのは使い方なんでしょうね。

「決断が早く、行動力がある人」の性格特性は、「周囲に相談しない」だそうです(心理学調査)。



身近にいますよね、ゴチャゴチャ言う前に行動しちゃってる、あとさき考えずに「まず行動!」みたいな。
でも、それって過去の経験だったり、ひらめきみたいなものがあって決断に結びついているのかもしれませんね。



相場で売買をするにあたって、政治・経済のほか企業業績やテクニカルなどの相場情報を集め、投資判断の基準にする投資家が多いんです。

そりゃそうですよね。大切なおカネをリスクにさらすんだから、じぃ~っくり考えなきゃ、ねえ。


でも世の中に氾濫する情報をすべて吟味し、専門家などの論評を参考にしていたら、いつまでたっても決断ができない状態が続くのではないでしょうか?



今回の株価上昇スタートは野田前総理の「やりましょう解散」です。
のちに「アベノミクス相場」、そして「アベクロ相場」と銘打った大相場に発展しています。



歴史や統計などあらゆる材料を集めて分析した専門家も予想外の展開に、まさに“サプラ~イズ!”です。
サプライズだからこそボラが発生するんですけどね。



はっきりいうと「予想(予測)は当たらない」が結論なんですよ。結果に対するこじつけ解説はありますが・・・(笑)。



中源線は、終値だけで「売買の決断をしてしまおう!」というもの。


その値動きの原動力となる”キッカケ”は、突発的なニュースや企業業績などなんでもよく、背景は考えません。「上げ下げのトレンドに乗るだけ」と、とても単純なんです。