昼食後の眠気は、

多くの人が経験している現象であり、

仕事や日常の活動に悪影響を及ぼすこともあります。

 

私もその一人であり、

昼食後に眠気に襲われることがあります。

 

昼からの会議なんて、

なかなか拷問に感じたりしてませんか?

 

私も小学校時代の校長先生の話の長さを

よく思い出したりしています。

 

昼からの仕事のパフォーマンスを上げるためにも、

なんとかしたいと思いませんか?

 

昼食後の眠気にはいくつかの問題点があります。

まず、仕事や学習の効率が低下し、

集中力や生産性が落ちてしまうことです。

 

また、眠気が続くと、

居眠りや睡魔による事故のリスクが高まることも懸念されます。

 

さらに、

昼食後の眠気が日常的に続く場合、

睡眠の質や量が不十分な可能性があり、

慢性的な疲労や健康問題の原因となることもあります。

 

  「昼食後の眠気」メカニズムと眠気を軽減するためのアプローチ

昼食後の眠気は、

体内時計や食事に関連する生理学的な要因が

組み合わさって発生します。

 

体内時計の一つである概日リズム(サーカディアンリズム)では、

日中の活動時間のちょうど中央あたり、

13時~16時に眠気が強くなると言われています。

 

つまり、そもそもの体内時計のしくみとして、

昼間に眠くなってしまうということです。

 

それだけではなく、

昼食を摂ることで、体温がわずかに上昇することも

眠気を引き起こす一因です。

さらに、現代の糖質過多の食事が多いことも重なり、

食後に血糖値が急上昇し、その後急降下することで、

脳に十分なエネルギー供給ができずに

眠気を感じることもあります。

 

これだけ重なると、そりゃ昼寝したくなりますよね。

 

とはいえ、大事な仕事が昼から控えていたり、

日中のパフォーマンスを下げたくない

という人も多いと思います。

 

実は昼間の眠気(アフタヌーンディップ)は撃退できるんです!

その方法をご紹介しますね。

 

 

咀嚼により脳を覚醒

一番の健全な対症療法は、

「ランチをよく噛んで食べる」

ことです。

 

噛むことには、脳を覚醒させる働きがあります。

また、よく噛むことで、唾液の分泌が促され、

口腔内で食べたものの分解が進みます。

そうすると、消化器各所の負担が相当減ります。

 

結果、消化にエネルギーがあまり引っ張られなくなるため、

脳の血流がそれほど減らなくなりますので、

眠気を減らしてくれる可能性が高くなります。

 

散歩や軽い運動をする

昼食後、軽い散歩やストレッチを行うことは、

血流を促進し、眠気を軽減するのに役立ちます。

昼休みや仕事の休憩時間に

短い運動を取り入れてみてください。

 

カフェイン入りの飲み物を飲む

これは既に実践している人も多いかと思います。

一つだけ注意するなら、カフェインの効果は

「飲んでから30分後」に出てくるため、

昼寝から起きたいタイミングから逆算して

摂取するようにしてもらうと効果を期待できます。

 

短い昼寝(パワーナップ)

20分~30分の短い昼寝は、

夜の睡眠に影響を与えないという研究結果があります。

 

一部外資系大企業も取り入れているという話もあるほど

短い昼寝は昼からのパフォーマンス維持に

効果があると言われています。

 

ただし、くれぐれも30分以上昼寝をしないようにしてください。

深く眠りすぎて、体内時計が狂い、

夜の寝付きが悪くなる要因となったり、

心地よい深い眠りの妨げになると言われています。

 

  まとめ

日中に高いパフォーマンスを維持したい人ほど

昼間の眠気をなんとかしたいと

思っている人が多いと思っています。

 

そんな時は、

「ランチの咀嚼回数を増やす」

「散歩や軽い運動をする」

「カフェイン入りの飲み物を飲む」

「短い昼寝(パワーナップ)」

をうまく活用して、高いパフォーマンスの維持に努めてください。

 

ただ、眠気が耐えられないほど強い場合などは、

睡眠負債が相当溜まっている可能性もあります。

 

その場合は、夜の睡眠改善も検討するようにしてください。

睡眠を犠牲にし続けると持続的な成果を出すことができなくなるかもしれません。

 

持続的な成果を出すためにも、

睡眠を犠牲にし続ける過度な頑張りには注意ください。

 

 

不眠・睡眠障害・日中のパフォーマンス低下に悩む人たちへ

 

睡眠障害は、様々な原因により引き起こされています。

 

個体差、周辺環境、前後状況など

何が原因で質の高い睡眠が得られていないか

 

しっかりと掘り下げて対策を行っていかないと、

 

「逆に悪化する」

「しっかり眠ったつもりだけど全然疲れがとれない」

 

などとなることがよくあります。

 

睡眠薬は最終手段です。

その前にできることもいっぱいあります。

 

それを一緒に学びながら、改善していくことで、

がむしゃらに頑張らなくても成果をあげられる

ビジネスパーソンになっていただきたいと思っています。

 

大切なのは「正しい知識」と「行動」です。