リオオリンピックも終わり、4年後の東京オリンピック開催へ向けて動き出した今日このごろ

私はサッカーが嫌いなのである。
さて、それはなぜか

話は私が幼少期まで遡る。


幼稚園年中さんの時の話
私は当時5才くらいの無邪気な少年時代を過ごしていた。

当時、幼稚園には子どもたちにサッカーを教えてる倶楽部があり、私はその倶楽部に入っていた。

その倶楽部は地元では少し有名なサッカー倶楽部で
日本代表選手を輩出していることでも知られている。


そんな幼少期の私はサッカーがなんなのかともよくわからずとりあえずボールを蹴っていた。

とある日のことである。
その日は紅白戦をすることになっていた。

子どもが多すぎるため人数なんかも気にすることなくピッチに入れられ
GKは両チーム2人くらい配置されていた。

私は運動神経がすごくいい子で、運動会でもよく1位になっていた子だった

そんな紅白戦の最中、ゴール前で私の足元にボールがパスされた。
ゴール正面でもう蹴ったら入る様な状況の中
ゴールキーパーをしていた子が当時よく遊んでいた子だった。
その子は私に憎たらしい笑顔でこう言った。


「ゴールしたら友達辞めるけ」


私はその言葉にビビり、その子の前にボールを蹴ることしか出来なかった。

もちろんボールはその子がしっかり掴み試合再開

私はとぼとぼとグラウンドに戻っていった記憶がある。

それからサッカーというスポーツがすごく嫌いになった。
親は私にシュートを決めて欲しい一心で練習に付き合ってくれたけど
そんな事があったなんて当然言えるはずもなく
私はただただ練習してくれた母や父にボールを蹴り返すことしか出来なかった。
今思い返すとすごく切ない。


サッカーだけでない。
心に大きな傷を受けた私は速く走ることも出来なくなり
小学校5年生まで運動神経が極端に悪い子になってしまった。


そう、いわゆるイップスというやつだろう。



あの子のあの一言が無ければ私は世界を股に掛けたサッカー選手になっていたかもしれない。
バルセロナで背番号10を付けてTSUBASAというニックネームで親しまれるスター選手になっていたかもしれない。
金髪美女をはべらして豪遊する夜の得点王になっていたかもしれない。
日本のSGGK(スーパー頑張りグレート金玉)と呼ばれていたかもしれない。
彼のその一言はそんな夢を打ち砕く言葉だったのである。

そして物心がはっきりしだした時にあの頃の事を思い出しすごく腹が立った。

なんて卑劣なスポーツなんだろうと。
サッカーはなんて卑劣なスポーツなんだろうと!!!!!!!
偽りの友人関係を盾にゴールを守る



なんて腐った糞ガキなんだろうと!!!!!!



それがトラウマでそれ以来、サッカーというスポーツが本当に嫌いになった。
サッカーというスポーツだけでない。
ワールドカップに浮かれてる奴ら全員、元オリックス・バファローズの門田博光よろしくハイタッチで肩脱臼してしまえと思ってる。


ちなみにその友達辞めると言っていた男の子
小学校からは別の学校に行ってほぼ会うこともなくなったんだが
私の高校の友達が中学が一緒で、その友達の話では中学時代ずっといじめられてたらしい。
地元でも有名なガラの悪い中学校だったんだけど

その話を聞いた時

いい気味(笑)

と心の底から思った。
因果応報である。
もし、今私があの頃の自分に会えるなら教えてあげたい。


ボールが友達だと。