~ 表参道みちよ鍼灸院 ~


「眠剤が必要なら22時までに言って下さいね」と
起き掛けに看護師さんに再度 言われました

9時の検温37.1度 血圧95/54

検温して暫くすると 老沼Drが来て下さり
今回の私のオペには40~50分かかった事
開いてみると関節包が 

ひどい炎症を起こしていて腫れ上がっており 
その上 関節包と筋膜が癒着している様な状態で
その為に オペも予定より時間が掛かってしまい 
出血も多めだったと言う事を 説明して下さいました

今日はその貧血症状の確認と
痛みの確認に来て下さったとの事

「貴女は我慢強いんだね 
  あの股関節は相当痛かったよね 」

「貧血だから とにかく出来るだけ
  いっぱい食べて」

「でも顔色も悪くないし 元気そうだ」

と言い残し老沼Drは去って行かれました



“道理でフワフワするはずだし
 オペ室で目覚めてしまったのも
 そういう事だったんだ”

“執刀医がゴッドハンドの老沼Drだったから
 よかったものの もしもそうでなかったら…
 オペ時間も もっと沢山掛かって
  大変な事になっていたかも…”と私は思いました

“この病院に繋がる事が出来て 
  本当に良かったなぁ…”と私は改めて思いました




写真ACによるsommeilさんの写真


11:30 
リハビリ 引き続きベットの上で
下肢上げ筋トレ等と ほぐし
歩行器での歩行 廊下1往復
杖での歩行 廊下3往復  

※ 目の前が少し暗くなったりしました
廊下にあるバーにつかまり立ちしてのストレッチ

安静時の痛みはなし
立位になりたては 右鼠蹊部が固まって伸ばしづらく痛みレベル2
歩行開始時が最も痛くて 痛みレベル3くらい

でも3、4歩進むほどに

痛みは緩和される感じです
痛みの種類は

ゴムバンドで締められているみたいな
文字通り固まって 圧迫されている所を
無理やり動かしているような痛み

リハビリ後は 15分のアイシング
手の平でペタペタ触って 熱感を感じる所
大腿四頭筋や内転筋を冷やしました



13:30 
始めてのシャワー (持ち時間30分以内)
看護師さんの介助は『大丈夫です』と

丁重にお断りし 衣類の脱ぎ着を含め 

自力でマイペースで行いました
手すりにつかまりヨタヨタと ゆっくり ゆっくり

フラフラして さすがに

ちよっと怖かった所もありましたが
自分の動きの様子をじっくり観察でき
把握する事が出来て良かったです

短時間のシャワーだったにも関わらず
シャワーから出て 椅子に座り お着替え中
貧血症状が出てしまい 冷や汗が出て 
目の前が少し暗くなり 息切れがしました



写真ACによるbBearさんの写真


そしてシャワー後 傷口からやや出血

貧血症状が落ち着いてから
術痕をマジマジと 改めて見ると
傷口を引き合わせテープで とめた術痕に 

滲む血液と 小さいお山のような皮膚のタック凸があり
“えぇっ!この突起このまま術痕として
 残ってしまうのかしら”と
私は出血よりも そっちが心配になりました

後で看護師さんに見ていただくと
「シャワー後の シールの所からの出血は
 カサブタが溶けて起きる事だから問題ないです
 多少の出血やシルが出る事は良くある事です
 ただし出血が増えたりシルが多めになったり
 傷口が腫れたり痛んだりした時は問題ありです
 MKさんの傷口は綺麗な方だと思いますよ
 このお山もそのうち多分消えます」と言われホッとしました

 



14時 リハビリ
ベットでの ほぐしと筋トレ
2階のフロアを 杖で歩行 1周回り
階段登り降りの要領を習い 
階段昇降を少しだけ行いました
それから廊下にあるバーにつかまりストレッチ

長い間 変形性股関節症で痛みがあった為

歩行に変な癖が付いていて
骨盤を固定させて 単独での下肢の動きが出せない事が 
この日は良く分かりました

リハビリ後の痛みレベル2
やや貧血感があり 景色がずっと白っぽく見えていました
 

 

 

初シャワーと リハビリが続き
なんだか身体がとてもフワフワしており
ベッドに横になると とてつもない疲労感を感じました

シャワーに入り ささやかなリハビリをした
たったそれだけなのに 
身体は風邪をひいて とてもしんどい時みたいに 
重だるく何やらグッタリしていて
ベットで足を伸ばして座っているのも
しんどかったほどです

それで横になってみましたが
目を開けているのも しんどい疲れ様でした



“それもそうだな…
 痛みが微かだから現実感が薄いけど
 大腿骨頭を切除して 

 人工物を身体に入れてから
  まだ2日なのだ”と私は思いました

左腕にはオペ用の点滴の刺し損ねの 

青タンがありますが それが黒色から

青黄緑色に変わりつつあり
私の右大腿オペ痕の深層では 

これとそっくりな あるいはもっとダイナミックな

細胞破壊と再生が行われていて…

身体としては全身全霊を持って 
その修復の任務にあたろうとしており

『おいおい スマホチェックやリハや
 トイレ通いやシャワーも必要だろうけど
  こっちは今 MKさんには考えられないような
  大事業に取り組んでいるのだし
  人工物との協調を図るというややこしく
  大変なミッションを遂行している最中なんだ
  酸素やブドウ糖を含め 余計なエネルギーを
  他に出来るだけ奪われたくはないんだ
  頼むから 穏やかに ゆったりと呼吸をして
  じっとしていてくれ!』

と言いたい所だよねと急に思い

『このシンドさが身体からのメッセージだ』

と思い 私は横になり 

術脚に思いを馳せながら 神妙に 

ゆったりとした豊かな呼吸を繰り返しました

患部に“新鮮な酸素よ巡れ~”とイメージしながら
身体さん よろしくお願いしますと言う気持ちで…

そうしている内に 小一時間程眠ってしまいました



夕食前検温36.6度
ようやく夕刻の発熱が治まりました

そんなこんなで術後2日目も
あっと言う間に1日が過ぎて行きました

思った程 脚が痛くならなくて

ホッとしていた術後2日目でございました

本日もブログへのご訪問 有難うございました!