いらっしゃいませ。そしてお帰りなさいませ。
庄内多季物語工房へ、ようこそおいで下さいました。
さて、今宵は、物語収穫人である私、佐藤美月と一緒に、自分を知る旅へと、出掛けて行きましょう。
今回取り上げるテーマは、観察力を磨いて、思い込みに気付く土台を創る大切さについてです。
観察力が引き出す内面の静けさ
私達は、プラスであれ、マイナスであれ、数多くの思い込みを抱えながら、生きている生き物です。
まるで、夜空に散らばる星座が、自分の内面に、てんでんばらばらに広がっているかのように。
そして、プラスマイナス関係なく、歪んだ形の思い込みが多ければ多いほど、生きづらさも増していきます。
ですので、そういった思い込みは、出来るだけ手放していきたいものですよね。
そんな時に、私が活用している方法は、観察力を磨くという方法です
それも、思い込みは出来るだけ脇に置いておいて、目の前の状況を、ひたすらに淡々と観察するのです。
そうやって、観察力が磨かれれば磨かれるほど、思い込みの外に出ることが出来るんですよ。
そうなると、その時の状況を、ありのままに受け取れるようになります。
その上で、その時の状況に対応するようになると、すんなりと上手く行くんですよね。
それを喩(たと)えるなら、透明なレンズの填まった眼鏡越しに、世界を観察するような感じです。
そうすると、感情自体もさらさらして、透明な感じになっていくんですね。
それと同時に、内面が静かになっていくので、まるで瞑想しているような感覚になることがあります。
思い込みに紐付いている感情
その反対に、良くも悪くも、思い込みが強い場合は、赤や青などの色付きのレンズ越しに、世界を観察しているような感じになります。
従って、実際は黄色の物が、赤や青に見えるわけですね。
それで他者から、これは黄色だよと言われると、悲しんだり、怒ったりする場合が出てきます。
そういったことから、感情の起伏が激しい場合には、かなり強い思い込みを持っているということが分かるのです。
そんなふうにして、私達の感情って、思い込みに紐付いているんですよね。
例えば、良い悪いのジャッジメントも、思い込みの一種です。
だからこそ、自分が良いと思っていることを、他者から悪いと言われると、ショックを受けたり、怒ったりするんですよね。
けれども、そういった思い込みがないと、悲しみや怒りが沸いてくることはありません。
そういった意味では、歪んだ形の思い込みが少ないと、心穏やかに過ごすことが出来るようになるでしょう。
それは様々な意味で縛りが少ない、ニュートラルな状態で、過ごすことが出来るようになるということです。
感情を逆に辿ると判明する思い込み
それでね、面白いのが、ニュートラルな状態で過ごすようになると、逆に自分の中にある思い込みに、気付けるようになるんですよ。
それはどういうことかと言いますと、デフォルトが心穏やかな状態なので、そこに喜びや感謝の気持ち、悲しみや怒りなどの感情が沸いてきたら、それらを拾いやすくなるからです。
その感情を逆に辿って行って、自分は何故ここで喜んだのか、或いは悲しんだのかを考えていくと、その感情に紐付いている思い込みが、見えてくるようになるのです。
例えば、あまり気の進まない飲み会の誘いを断われなくて、後で自己嫌悪に陥ったとしたら、良い人でいなければならないという思い込みを、持っているということです。
それから、人助けのつもりで親切にしたことに対して、思い掛けず謝礼を貰った時に、罪悪感を感じたとしたら、自分が楽に出来ることで、金銭を受け取ってはいけないという思い込みを、持っているということです。
そんなふうにして、その時に感じた感情を逆に辿って行くと、自分がどんな思い込みを持っているのかが、具(つぶさ)に分かるようになります。
そんな時には、その思い込みが、これからの自分の人生に必要かどうかを、精査する機会にしてみると良いですよね。
いずれにしろ、観察力を磨いて、思い込みに気付ける土台を創れるだけでも、もやもやした状態から、一歩抜けることが出来るものです。
ぜひ、外側からあなた自身の思い込みを冷静に眺めて、あなたをより深く知るきっかけに、してみて下さいね


あなたと同じ時代を生き、あなたと出逢えたことに、心から感謝しております。
今宵も最後までお付き合い下さいまして、誠にありがとうございました。
またのご来訪を、心よりお待ち致しております
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佐藤美月は、小説家・エッセイスト・ライター・コラムニストとして、活動しております。
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