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このラインはいまやドームの顔。現在は現代作家による芸術家たちとの共同作業が行なわれ、やはり限定品の人気が高い。それを受けて2005年には食卓器の生産をやめ、装飾品のみに集中する戦略に転換したのも成功し、現在は世界43か国に直営店も含め700の販売拠点を持つまでになっている。うち輸出は65パーセントも占めるそうだ。

日本へ正式に進出したのは1993年。アール•ヌーヴォー時代のアンティックの人気はやはり根強いものの、現代作品も高い評価を受け、大阪には直営店もある。

ちなみにドームのエ場は今もナンシーにあり、一族では5代目のジャンが、経営ではなくブランドコンサルタントとして、後世にドームを正しく伝えていく役目を担っている。


母国へ高級かつ、顧客層の好みに合った磁器を売りたいと強く願った彼は、工場の完成を待ちきれずに装飾のアトリエをオープン、アメリカ人好みの華やかな絵柄を求め、花を専門に描く画家を多く起用する。これが図星で、創業l0年でアメリカへの輸出はl0倍以上になった。以降、アビランドにとっても、リモージュの他の磁器メーカーにとつても、アメリカは大きな輸出相手国になっていく。


そして1861年には、リンカーン大統領自らがデザイナーを選んで、アビランドにホワイト•ハウス用の食器セットを注文、以降、歴代のアメリカ大統領が顧客となる。