ひねもす時雨月。 -84ページ目

朝の陽に

肌を刺すような冷気と灰白のそらから降る雪に、

一瞬だけ、厚い雲間から覗いた陽の光が反射して、

ぼくの頬を掠めて降るものがそれは美しく煌めいて散ったのです

優しい白

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冷たく降り積もる、

音のないせかいの

真っ白なやさしさ

辿る

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貴方を確かめるみたいに



指先で辿る、

楔を打ち込まれた躯と

甘い真珠の鎖