ウェディング・ハイ | これ観た

これ観た

基本アマプラ、ネトフリから観た映画やドラマの感想。9割邦画。作品より役者寄り。なるべくネタバレ避。演者名は認識できる人のみ、制作側名は気になる時のみ記載。★は5段階評価。たまに書籍音楽役者舞台についても。

『ウェディング・ハイ』(2022)

 

監督 大九明子(『私をくいとめて』『勝手にふるえてろ』他)

脚本 バカリズム(『地獄の花園』、『ブラッシュアップライフ』他)

 

篠原涼子、中村倫也、関水渚、岩田剛典、中尾明慶、浅利陽介、前野朋哉、泉澤祐希、高橋克実、宮尾俊太郎、六角精児、尾美としのり、池田鉄洋、臼田あさ美、中川大輔、向井理、久保田磨希、伊勢志摩、片桐はいり、皆川猿時、空気階段、ヒコロピー、岡野陽一、河邑ミク、八木将康、川野直輝、佐藤晴美、山田佳奈実、おくつようこ、大森つばさ、他。

 

自分の時に、思い出に残るような素晴らしい結婚式をプランニングしてくれたウェディングプランナーが忘れられず、中越真帆(篠原涼子)は新郎新婦のどんな要望にも応える優秀なウェディングプランナーとなった。結婚を決めた新郎石川彰人(中村倫也)、新婦新田遥(関水渚)の式を担当する。

彰人と遥とで披露宴の内容、招待客選びが始まる。しかし思いの外、友人〜職場の上司~親族まで熱量がある。それぞれがそれぞれの事情により主賓挨拶、余興、乾杯の音頭などにかける思いがあった。また、彰人は意図せず初対面のバーのマスター(舞八尾俊太郎)まで呼ぶことになってしまう。遥は偶然再会した大学時代のサークルの先輩(前野朋哉)を通して、知らぬ間に元カレ(岩田剛典)の心を動かしてしまう。

さて始まった式だが、結婚式披露宴という非日常性から、拙いものでも意外にウケが良く、気づけば60分も押していた。しかしそこは敏腕ウェディングプランナー中越、すったもんだありながらも各々協力を得つつ対応する…。

そして遥の元カレ、さらに窃盗容疑のかかった逃走犯(向井理)が現れ、式に微妙にかする。

 

最後は大団円で、新郎新婦はハッピーに、式に参列する悩める者たちは今後の人生に光が見える形で終わる他人の結婚式で人生を改められる明るい話だった。登場人物が均等に主人公になる作りだ。

その登場人物にはクセがあり(俳優陣見ての通り)、どう絡んでくるんだろうという楽しみがあったけど、なんとなくうまくいったという表層部しか描いてないので内容が薄い。というか散漫な印象。でもコメディなのでこの程度でいいんだろうし、役者が達者なので画面が沸くし、ネタの仕込みの細かさが面白みをかもしてる。ウェディングプランナー中越のオチもついてて、よく練られたバカリズムらしい脚本だった。

 

岩田剛典、このくらいのコメディが一番いいな。

 

★★★

 

 

 

 

制作 ホリプロ

配給 松竹