~天は我々を見放した!~ | 「ビジネス・人間関係」が上手くいく“コミュニケーション・気づき”のブログ( 日報ステーション 大阪 髙津満夫事務所)

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今日は京都どすえ~

 

 

 

 

ということで

 

 

お仕事です。

 

 

 

先ほど終わった講習の場所を

お借りして、

このブログを書いてますねん。

 

 

季節は暦の上では立冬。

 

 

気温が昼は秋の様相。

 

でも

 

夜は冬の寒さですわ。

14~10℃って、

あーた。

 

 

着るもんも体もウロウロしますやん。

 

 

寒さで思い出してんけど、

ー24℃、体感温度ー50℃の

世界で究極のリーダーシップが

はたして執れるのだろうか!?

 

というのは

 

 

以前に東北へ仕事で行った際に

どうしても行っておきたいところが

ありましてん。

 

 

それは青森。

 

 

八甲田を見据える場所に

位置した

 

 

「青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館」です。

 

 

 

 

 

仮死状態で発見された当時の姿の、

後藤伍長の銅像が出迎えてくれます

 

 

 

 

 

 

知る人ぞ知る名セリフ

 

 

 

 

映画「八甲田山」(1977年)で神田中尉役

北大路欣也(史実 陸軍大尉 神成文吉)

が言った

 

 

「天々を見放した!

 

血を吐くような悲痛な声で

 

言葉を絞り出してはった。

 

 

 

 

当時 子どもでしたが、今も耳に残っています。

 

 

時は1902年 日露戦争直前であり、

記憶が確かなら

 

 

ロシアからの侵攻に備え

日本軍は、雪中でロシア軍と

対峙する訓練を行うことに。

 

 

ほんでもって

 

 

じゃあ豪雪の冬の八甲田で

訓練を。というお話です。

 

 

ー史実としてはー
1902年(明治35年)に


青森歩兵第5連隊が

八甲田山での
雪中行軍演習中に
大寒波に襲われ遭難し、

総勢210名中199名の
犠牲者を出した雪山史上
最大の惨劇です。

 

 

一方で弘前歩兵第31連隊を

福島泰蔵大尉

 

(映画では徳島大尉/高倉健さん)が
率いて見事犠牲者無しで

38名全員が生還している。

 

 

 

歴史上の真実から

今もなお究極のリーダーシップ像が

語られ、学ばれている。

 

 

 

リーダーがころころ変わり

指示が迷走し

 

 

組織として完全に

機能不全を起こし、

 

 

冬の八甲田で

リーダーを失い

組織が壊滅し、

 

死への徘徊、

彷徨によって

199名が犠牲となった

組織の在り方と

 

 

全員、生きて還ってきた
福島大尉の率いた

リーダーシップの

違いとは何か。

 

 

完璧な準備と指示

そして管理統制。

 

 

たとえば

 

 

●権限の一任を強く

上官へ主張し得ている

(権限掌握)

 

 

●人選(地元または、

寒冷地出身者を選出)

(人事権)

 

 

●装備は自前でも購入させ

更なる装備に念の入れよう

(計画と準備)

 

 

 

●水筒は凍結しないよう

絶えず揺らすよう指示

(細部への指示)

 

 

 

●靴の中には油紙を敷き、

とうがらしも入れて

寒さをしのがせた

 

 

 

●雪濠でのビバーク中も決して

眠らせない(凍死させない)

 

 

 

 

●待機中も靴の中の足の指を

絶えず動かす(凍傷防止策)

 

 

●人と人の距離(間隔)は吹雪で

見失わないよう数十センチ、と細かく指示

 

 

●おしっこの後はすぐに、

ボタンを留め、

ふんどし、袴下で陰部をつつむ

(凍死防止)

 

実際に尿意をもよおしたが、

凍った指で

ボタンを外せずに

 

漏らしてしまい、

凍死した人もいたそうです。

 

 

 

 

などなど。

 

 

 

多少、映画と資料館の話がごっちゃに

なってるかもしれへんけど。

かんにんしてください。

 

 

究極のリーダーシップとは?

 

 

僕は原作は読んでません。

映画だけですけど、

映画の尺が170分もありますんで

 

気合入れて観んと、

観られへんのです。

 

 

ぜひ、本や映画から

究極のリーダシップとはなにか?

失敗の本質とはなにか、直接感じて

みてはいかがでしょうか?

 

 

詳しくは

 

書籍:八甲田山死の彷徨(新田次郎著)

 

映画:八甲田山(東宝)

 

青森市八甲田山雪中行軍遭難資料館

 

資料館での撮影は全て許可を頂いています。

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 代表社員 津 満夫 Mitsuo Kozu

Email : mitsuo.kozu@gmail.com

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