郊外での週末 | SLE おひとりさまの高齢出産・育児 in ニューヨーク

郊外での週末

先週末、3月からメールを交わしていて一度ブランチをした

彼の家に招待されて行ってきた。

私のうちへは13歳の娘さんと二人で車で迎えに来てくれた。

今時の13歳って体がスラーっとしていて歳よりも大人びてみえるな。

やっぱりシャイなのか、あまり話さない。 聞かれたときの受け答えだけ。
 
ちゃんと我が娘のためのカーシートも借りてきて

装着してくれていたので安心だった。

マンハッタンからは車で1時間弱のコネチカットの閑静は住宅地。

膨らましていた想像よりもぐっと質素なお宅だった。 

4Bedroom 2Bath かな。 まあ、これが現実というものでしょう。
 
同居している亡くなった奥さんのお義母さんも出てきた。

なんとも穏やかでおとなしい感じの方だった。
 
最近、社会人になって家を出た息子さんのお部屋を使ってくださいと言われた。

入るとモノが除かれて家具だけ残った殺風景な小さなお部屋。

ベッドもフレーム無しのBoxマットレスが2つ床に置いてあった。
 
お庭が広い。 大きな木があって、大きなトランポリンもある。

この辺では子供のいる家にはトランポリンがあるのが珍しくないらしい。

聞いたら1エーカーだそうだが、この単位の感覚がどうも私にはまだ分からない。

何といってもマンハッタンの喧騒から逃れて、とっても静か。
 
車がないとどこにも行けない所なので

お義母さんに運転はなさいますかと聞いたところ

できないとのこと。 どうやら、どこにも出かけないみたい。

何だかとってもお気の毒に思えた。

日本にはもう一緒に住む人がいないようだ。

やっぱり私はこういう環境で専業主婦とかには絶対なれないなあ、と思った。

ところでこのお義母さん、もし孫娘が自立して家から出たら、どうするのかなあ。

義息子とずっと住むのかなあ? どうも、西海岸のほうにも別の娘さん家族がいるようだけど。

観察していると、やっぱり実の親子ではないので

お互い丁寧な言葉のやりとり。
 
簡単なお昼をいただいたあとで、彼が会員になっている

スポーツクラブへ娘さんと私の娘と4人で行った。

早速水着に着替えて、屋外のプールへ。

勿論SLEの私は、日光を避けるために帽子サングラスは

もちろんのこと、色の濃いベールで身をつつむ。

3つほどある屋外プールの中で幼児用のプールへ娘を連れて行った。 

娘にとっては初プールだ。

苦心して膨らました大きな蟹の乗り物は拒否されてしまったけど、

終始ご機嫌で遊んでいた。

帰るときは大泣きして私をてこずらせた。
 
夕方はテラスでBBQ。簡単で美味しくていい。

食べることに重きを置く私として気がついたことは…

このご家庭は皆非常に少食!これで全部?って信じられないくらい。

あと、食卓に緑黄色野菜がない! あっても薬味のネギ程度。

これはよくないわ~。

どうやらお義母さんはあまりお料理が得意ではないらしい。

皆、あまり食に興味がないらしい。

私が13歳の頃はお腹が空いてたまらなかったのに、

娘さんの偏食と少食は少し心配なくらいだ。
 
そして、誰もお酒を飲まないー!

私がビールを飲むので小缶を2つ、私と彼用に用意してくれていたけど

彼は開けただけで全然飲んでいなかった!

少したしなむ位だと、楽しいのになあ…
 
我が娘は彼と私の父を混同しているようで、

彼のことを”ジージー”と呼ぶので

彼はショックを受けていた。でもよくなついて、愛嬌をふりまいていた。

お母さんが亡くなって、息子さんも出て行って静かになった家に

久しぶりに変わったお客が来たのも悪くないのかな。
 
でもやっぱり郊外の庭のあるおうちは子供にはいいなあ。

いろんな準備をして出かけなくとも1歩出れば自然と触れ合える。

犬と戯れて遊べる。

夕方、庭に蛍が沢山飛んでいた。
 
娘はいつもとはちがう環境なのですっかり興奮して

10時半にやっと寝るまでなにやら忙しく動き回ってした。

翌日は近くの海岸の公園へ行った。

内海で波がなくて沖にロングアイランドが見える。

娘は気が向かないのか、私の抱っこから降りたがらず、

結局砂浜に足とつけることもしなかった!
 
そのまま早めにNYCへ送ってもらった。

5時前に帰宅できて、やれやれ。

疲れたよー!

でも久しぶりにマンハッタンから逃れられていい気分転換にはなった。

娘も楽しんだようで、今週は機嫌がよかった。