出張先で

皆でご飯食べに
ふたりで
皆の待つ店にむかう

あの人に
奥さんから電話だ

私は少し離れて歩くけれど
…聞こえちゃう

子供の予防接種の様子
時々聞こえる奥さんの声

あの人が言う
「皆で飯くうところだよ」
「○○、泣かなかった?」
「お疲れさまだったね」
「明日、帰るよ」
「買ってきてほしいものあれば
LINEして」

「うん、ありがとう。
おやすみー」


円満な家庭なんだなぁ
私もそうなんだろうけど


私が聞いてるから
早く終えようとしている?
少し意識して
しゃべってるかも

優しい旦那さんだなぁ
ありがとう、お疲れさま
って

ちゃんと
言ってあげるんだね


だけど

私が存在してるんだ?

浮気なんて
そんなものかな
私だって同じなんだけど


小さな混乱が
ガサガサ音をたてて
一瞬
心を通過していくような


最初の頃
私はこれに苦しんだ

だけど

正当化するつもりは
ないけれど

あの人にとって
(私にとっても)
ふたりの時間は

別次元の
必要な違う世界なんだ

そう思うように
してるんじゃないかな


…答えなんて
意味がないのにね

だけど
時々現実に
振り向かなければ

戻れなくなりそうで
怖いんだ