ついに、十三代目市川團十郎白猿、八代目市川新之助襲名披露狂言が発表になりましたね
この日を楽しみにしておられた方も多いと思います
私もずーっと楽しみにしていました
(↑写真は毎日新聞より
https://mainichi.jp/articles/20200207/k00/00m/040/158000c)
成田屋にゆかりの演目が並んで嬉しいです!!
5月6月7月歌舞伎座、襲名披露狂言は以下
(↑写真は川添史子さんのTwitterより
https://twitter.com/fumiko_kawazoe/status/1225646038016389121/photo/1)
5月
【昼の部】
歌舞伎十八番の内 勧進帳
武蔵坊弁慶 市川團十郎
【夜の部】
十三代目市川團十郎白猿襲名披露 口上
市川團十郎
歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜
花川戸助六実は曽我五郎 市川團十郎
いや~、しょっぱな昼の部に「勧進帳」。そして夜の部に「口上」と「助六」!
嬉しい
もうこれを打っているだけでニヤニヤしてしまいます
6月
【昼の部】
十三代目市川團十郎白猿・八代目市川新之助襲名披露 口上
市川團十郎・市川新之助
歌舞伎十八番の内 暫
鎌倉権五郎景政 市川團十郎
【夜の部】
歌舞伎十八番の内 外郎売
八代目市川新之助初舞台相勤め申し候
外郎売実は曽我五郎 市川新之助
歌舞伎十八番の内 勧進帳
武蔵坊弁慶 市川團十郎
そして6月は昼の部に海老蔵さんと勸玄君揃っての襲名披露口上!
贅沢ですよね~見たいですよね~。
あと暫!さすが成田屋!!
そして、なんと夜の部は!勸玄君の初舞台狂言「外郎売」
これはすごいですよ!なんせ役名が「外郎売実ハ曽我五郎」ですからね!
「貴甘坊」じゃありません。
大人が一人でやる外郎売を勸玄君が演じるのです。貴甘坊よりも台詞や所作がたーくさんあります。かつてこんな初舞台を見たことがあるでしょうか。さすが、将来成田屋、歌舞伎界を背負っていく頭領です。独り立ちが早い
そしてもう一度勧進帳。これは5月とは別の配役で見られるでしょうね。
7月
【第一部】
道成寺 歌舞伎十八番の内 押戻
大館左馬五郎 市川團十郎
男伊達花廓
五郎蔵 市川團十郎
【第二部】
山姥
山樵斧蔵実は三田仕 市川團十郎
怪童丸後に坂田金時 市川新之助
歌舞伎十八番の内 景清
悪七兵衛景清 市川團十郎
【第三部】
歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜
花川戸助六実は曽我五郎 市川團十郎
7月は3部制です。
ヒャーこれはタイヘンだ~。海老蔵さん一日中舞台にでづっぱりです
演目を打っているだけでクラクラしてきます。
松竹さん、海老蔵さんをあまり酷使させないで~。
第1部は道成寺の押戻に海老蔵さん。道成寺は二人道成寺だそうで、どなたが踊るのかなぁ。
あと男伊達は海老蔵さんの新作舞踊ですね。
第2部は景清!!これはデッカイ海老が出て祝祭性のある、晴れやかで楽しい舞台ですよね
山姥は、観たことがありません。
上演記録を見ると1953年、1955年、1966年、1981年に掛かって以来、ここ40年は掛かっていない演目のようですが、なんと十一代目團十郎さんの初舞台の演目だそうです
勸玄君の役名を見ると、怪童丸後に坂田金時となっているので、金太郎を題材にした作品なんでしょうね。つまり外郎売のように勸玄君の初舞台狂言第二弾となる華やかで豪華な演目となるでしょう海老蔵さんと勸玄君の共演もありますし楽しみです!
第3部は助六。これも5月とは違った配役が見られるでしょうね!!
ずら~っと成田屋にゆかりのある演目が並んでいて楽しみです。
十二代目襲名披露の時は・・・
ついでに、十二代目市川團十郎襲名披露狂言はどうだったのか調べてみました。
なんと、十二代目さんの襲名披露狂言の月と演目がほとんど同じでした。
やはりいろいろ考えた末、これがベストのようですね。
ひと月目(1984年4月)昼の部「勧進帳」、夜の部「口上」「助六」
ふた月目(1985年5月)昼の部「暫」「外郎売」、夜の部「口上」「勧進帳」
み月目(1985年6月)昼の部「若き日の信長」、夜の部「鳴神」「口上」「助六」
十二代目さんも三月目は若き日の信長やって、鳴神やって助六もやったのかぁ。すごい体力。並大抵の役者ではできないことです。
今回は三月目の「若き日の信長」と「鳴神」が変わって「山姥」「景清」になっていますね。
個人的には「鳴神」も「鏡獅子」も見たいですが、また別の機会に見られますしね。
それよりは「山姥」や「景清」の方が、共演者も多くて祝祭性が高く、襲名にピッタリの演目でしょう
共演者は誰なのか?
これはまだ発表されていませんね。
公演が近くなってからの発表でしょう。
十二代目さんの時はどうだったのか見てみたいと思います。
ひと月目の勧進帳は、
富樫が17代目中村勘三郎さん、義経が7代目尾上梅幸さん。
これは今の歌舞伎界でいうとどなたになるのでしょうか
ふた月目の勧進帳は、
富樫が2代目尾上松緑さん、義経が6代目中村歌右衛門さん
いずれも当時の團十郎さんの一世代上の方々なので、今回も大御所の方々が代わる代わる
演じるのでしょうかね~。
ひと月目の助六は、
揚巻が6代目中村歌右衛門さん、意休が13代目片岡仁左衛門さん、くわんぺら門兵衛が2代目尾上松緑さんとのことで、こちらも当時の團十郎さんよりは一世代上の方々が共演なさっています。
今でいう、揚巻に坂東玉三郎さんとかそういう感覚なのでしょうね。
見たいなぁ
三月目の助六は、
揚巻に今の尾上菊五郎さん、意休に今の松本白鸚さん、くわんぺら門兵衛に初代尾上辰之助さん、白酒売に今の片岡仁左衛門さん、と当時の團十郎さんと同世代の方々の共演です
ということは2020年7月の「助六」は、今の海老蔵さんと同世代の方々の共演の可能性もありますね~。
揚巻に尾上菊之助さんとか見られるでしょうか~。
楽しみですね~
麗禾ちゃんは出演される?
ここからは、歌舞伎ファンの勝手な妄想ですが、市川ぼたんちゃんにも襲名披露興行に出演してほしい!!ファンは見たいです
可能性があるのは「助六」の禿でしょうか。禿は4人。揚巻の禿は2人いるので麗禾ちゃんが出てくれたら嬉しいなぁ。
あとは「景清」の一子人丸とかも!?景清と阿古屋の子どもは女の子でしたよね。
人丸役で麗禾ちゃんが景清に出てくれたら嬉しいなぁ
あるいは、「男伊達花廓」という可能性も!
あっこれ一番可能性高いかも
以前、市川翠扇さんが共演したバージョンで、翠扇さん扮する禿が「羽根の禿」を踊る場面が入りましたね!
麗禾ちゃんは自分の襲名披露で「羽根の禿」を踊っていますし、どうでしょうか?
なぜ襲名披露で敢えてこの「男伊達花廓」を選んだかということを考えると・・・麗禾ちゃんと共演する演目を一つ入れたんじゃないかなぁ・・・なんて深読みしすぎ??笑
まあ、上演時間により禿が出ないバージョンもあるので、わかりませんね
あ~妄想は膨らみます~
襲名披露狂言が発表され、ますます團十郎襲名が現実的になってきました。
あとは頑張ってお金を貯めたいと思います~