最近忙しくて自分のブログを書くどころか皆さんのブログも見に行けておりません
先々週観に行った2度目の十月松竹座、昼の部素晴らしかったなぁブログに書きたいと思いつつ書けていません。「め組の喧嘩」は、一度目に観た時よりも市川海老蔵さん演じる辰五郎の心の内がよりくっきりと演じられていました。相撲取りに対する悔しい胸の内、相撲が跳ねるのを酔ったふりをして待つ覚悟、愛する妻子との別れなど。
そしてやっぱり最後の喧嘩の場面は痺れましたぁ「おっ、やっつけろ!」「ガッテンだ!」という威勢の良さや、「いいか、いいか、やっちまえ!」という男っぷりの良さなど。これまで、白塗りの役者が出てこない世話物は苦手でしたが、今回海老蔵さんが演じてくれたことで世話物の楽しさに気付きました!粋な男がカッコいい!
その後放送された、「プロフェッショナル仕事の流儀」もいい番組でしたね~。いずれブログに綴りたいです。
さて、今日知ったのですが河東節の山彦節子さん98歳で亡くなられたそうですね。ご冥福をお祈りします。昨年の河東節演奏会は素晴らしかった~!当時97歳にもかかわらずピシッと山台に座られて、歌舞伎座全体に響き渡る艶のある声。お年を召しても品のある姿舞台人としての魂を感じました。あの舞台が観られて良かったです。もちろん、麗禾ちゃん、勸玄君の舞踊も可愛かったなぁ。あの時の成田屋さんのカレンダーは今でも大切に取ってあります。
話は変わりますが最近の嬉しいニュースはこちら!
来年1月新橋演舞場「初春歌舞伎公演」がスゴイ
夜の部では、市川海老蔵さん、堀越麗禾ちゃん、堀越勸玄君、親子三人で初めての共演をするんですね2017年10月の河東節の会でも親子三人共演しましたが、あの時は海老蔵さんは後見でしたものね。
十一世市川團十郎生誕百十年として「牡丹花十一代(なとりぐさはなのじゅういちだい)」という新作舞踊を演じるそうです。十一世市川團十郎は1909年1月6日生まれ。来年ちょうど生誕百十年なんですね。
海老蔵さんが鳶頭、麗禾ちゃんが手古舞、勸玄君も鳶頭なんてなんて可愛い鳶頭が見られることでしょうか。これは必見ですね
夜の部には、他にも海老蔵さんの「春興鏡獅子」が。九世市川團十郎初演。これもずっと見たかった演目です。お正月にふさわしいですね。胡蝶は誰が演じるのかしら?
私が好きなのは、文學界2016年10月号のこちらの小姓弥生さん↓
「市川海老蔵怖いほどの美貌」・・・うん、私も篠山紀信さんに賛成です。
こちらの弥生ちゃんも可愛いなぁ↓
海老蔵さん当時16歳、初演で演じた「春興鏡獅子」。フレッシュで可愛いですね
他にも夜の部には、海老蔵さんが初役で挑む「平家女護島 俊寛」。十月松竹座に続き、海老蔵さんはどんどん初役に挑戦し、芸の幅を広げていくようです。
序幕では市川右團次さんと中村児太郎さんの「鳴神」。「鳴神」は今年の團菊祭で海老蔵さんと尾上菊之助さんのを見て、美男美女の共演にドキドキしたのを覚えています。
昼の部も楽しみですね。
勸玄君は、昼の部と夜の部の両方に出演
昼の部は九世市川團十郎初演「極付幡随長兵衛」で海老蔵さん演じる長兵衛の子、長松を演じるんですね。
海老蔵さんは2013年1月の浅草公会堂で「極付幡随長兵衛」を初役で演じて以来、今度で3度目のようです。
幡随長兵衛といえば、助六、御所五郎蔵と並んで、江戸の三大男伊達海老蔵さんの柄にピッタリ。「御存知鈴ヶ森」にも出てくるあの長兵衛ですね。
初演の時の海老蔵さんもカッコいい!
(2013年1月浅草公会堂)
今度勸玄君が演じる長松は、尾上松緑さんが初舞台の時に演じた役だそうです。
↑当時5歳の尾上松緑さん。かわゆいな~。勸玄君も今5歳なので今度の舞台ではちょうどこんな愛らしい姿が見られるのでしょうね
海老蔵さんの相手役は片岡孝太郎さん。初演の時にも孝太郎さんが相手役だったので、息もピッタリでしょうね。
(2013年1月浅草公会堂)
勸玄君との親子の別れは、芝居とわかっていても涙なしには観られないでしょうね・・・勸玄君は、「源氏物語」の別れで見せたような熱演をするのでしょう。
水野十郎左衛門は市川左團次さん。長兵衛の敵役として大きい!
昼の部は他にも、中村獅童さんの「義経千本桜 鳥居前」、あとキリに海老蔵さんの舞踊「三升曲輪傘売」があります。
それにしても海老蔵さんは出ずっぱりだ~昼夜七演目中五演目に出演
観客としてはすごく贅沢で嬉しいのですが、海老蔵さんの体が心配です。
まっ、本人が一番よくわかっていらっしゃるでしょうので、心配することでもありませんが。これは、昼夜ともに数回観に行きたいと思います
私の次の観劇は、11月の古典への誘いです。今年海老蔵さんが見られる最後の舞台でしょうか。しっかり見納めたいと思います。
※チラシ更新しました。