昨日、娘とは異なる学校に子供を通わせている長年の友達と話す機会があった。



彼女の長女は、自閉症か何かしらの発達障害が疑われている。


なぜ疑われているだけで、はっきりと分からないのかには理由がある。



それは、



診断ができるお医者さんの予約が最長で数年待ちだと言われているからだ無気力



そう、彼女はまだ待っているのだ煽り



NHSというイギリスでの無償の医療サービスを通して専門医に見てもらうにはこの地域では通常最低でも2年はかかるらしい驚き



注意: 地域差があるのか、イングランドでは公式に発表されている平均的な待ち時間は10ヶ月とされている。だが私の地域のどの親も2年は待つと言っている驚き



それでは自費で専門医に見てもらおうと考えた友人だがそこにもまだ問題があった。



診断はプライベートでスムーズにとれても、公立の学校の支援を受けられるのはやはり2年以上待たなければならないと言われたのだ驚き




つまりいずれにせよ支援を受けるには2年以上待つ必要があるのでそれならばNHSを通しての診察を受けた方がいいという結果になったらしい(私の友人の場合)。



3年近く待ってようやく診察の予約日が決まると友人は、少しほっとしていた。



私の別の友人は、2年以上待って子供に「行為機能障害」という診断が下された。



知能には影響がないので、普通クラスだが、先生達が彼女がタスクに取り組みやすいように特別な配慮をしてくれるようになったらしい。



先月イギリスでは、Neurodiversity Celebration Week という神経多様性(自閉症、ADHD、その他の発達障害)をもっとよく理解しようという趣旨の週があった。



行為機能障害を持つ友人の娘は、全校生徒の前で、自分の障害がどういうものなのかを説明するという機会が与えられたニコニコ



しかし最近になってADHDも疑われるようになり、またもや専門医の診察に2年は待たなくてはいけないらしい。



振り出しに戻った感じで本当に疲れると友人は言っているショボーン




また娘のクラスのママ友は、彼女の長男がずっと読み書きに苦戦しておりディスレクシアではないかと疑っていた。



来年中学校に入るのにまだ診断予約を待っている状態無気力



もう待てないと思いきって自費で診断をしてもらうことに。



日本円にして12万円ほど払いアセスメントをしてもらったそうだ無気力



ディスレクシアの場合、診断があれば試験などで通常よりも長く時間が与えられたりする。



詳しくは分からないが、すぐに配慮はしてもらえるようだ。


友人は自費で診断を受けてよかったと言っている。



逆に自分の子供に発達障害があっても、認めない親もいるそうだ。


学校で働く友人は、言葉がしゃべれない7歳児を1対1でみていることが多い。


その子は狂暴で、他の子に怪我をさせたり(首を強く閉めて失神させたらしい驚き)、鉛筆を彼女に突き刺したり、唾を吐いたり、本当に彼女にとっては肉体的にも精神的にも非常につらい。


しかし、その子供の親は、障害を認めず、あくまでも普通学校への通学を希望。



両親が移民の家庭なのでもしかしたら障害にたいして文化的なタブーなんかもあるのかもしれない。



そしてその子供を「治す」ために東ヨーロッパで何やら手術もしくは治療を計画しているらしい無気力



思うんだけど、日々の子供の言動には決して寄り添ったりせず、どうすれば子供のためになるかを考えたりはしないのに、こうすれば簡単に治りますよ、あっという間に変わりますよという高額な代替セラピーやコーチングに惜しみ無くお金かける人っているよね凝視



おそらくこの子の両親もそんな感じなのだろう。



彼の元妻さんもおかしな自身のホームスクーリングは全く問題視せず、次から次へと子供達に高額なセラピーや指導者付きの食事法そして怪しげな健康器具の使用をし、すでに何10万円も出している札束札束札束札束



これもひいては、「子供を治すため」



特に自閉症が疑われているアンディ(9歳)のため。


でも結果的に何が起こったかというと、



何も変わらず


アンディにはただ単に「自分はどこかおかしい、壊れているんだ。」という超ネガティブな自己認識が芽生えただけ。


無気力無気力無気力


私と私の彼は、アンディにどの程度の障害があるかは分からないが、ともかく普通の学校に行かせて普通の社会生活を送らせることが一番だと思っている。


そのなかで彼の成長を見守り、彼が本当に困っていることがあれば手助けしようと思う。


私の彼だって、小さい頃はこだわりが強くて大変だったけど、いろんな人と出会って自分が状況になれてきたり、変わったりできたそうだ。


元の性質が変わったのではなくて、状況に応じて対応できるようになった


だから今でも自閉症のテスト受けると傾向ありなのだ


笑い泣き笑い泣き笑い泣き



話しを戻して、、、、



大変な思いをして障害がある子供担当で働いている友人だが、実は彼女はそういった子供の支援をするトレーニングを全く受けていない驚き



彼女の学校には教員をトレーニングする予算がないのだ。


もちろん大変な毎日を送る彼女へのサポートもほぼゼロ。彼女には会うたびに新しい傷やアザができている。



無気力無気力無気力



イギリスではどの公立学校も予算が削減されたり、人員が削減されたりしている。



自閉症が疑われている、診断待ちの友人の子供も前までは、苦手な教科では一対一でついてくれる先生がいたが、今ではいなくなってしなった驚き





私が個人的にできることは非常に限られているが、友人のような親と話す機会があったら、なるべく利き手に回るようにしている(相手が話したいタイプだったらね)。



それでもし、同じような経験をしている人がいたら紹介したり(もちろん本人の了承を得て)、サポートネットワークを広げる手伝いをする。



娘には学校を通して障害に関しては色々と学んでもらいたいし、理解を深めてもらいたいと思う。



学校やNHSの仕組みは簡単にかえられるものではないが、みんなが助け合えるサポートし合える世の中になってほしいと思う。