シアターモリエールのほっそい通路が、お花で溢れかえっていて…
そう言えば、初演の時は松澤くれは先生あてのスタンドの飾りが盗難されたよなぁーなんて思いながら、
くれは先生あてのスタンドみたら、今回もうさちゃん乗ってて、作品関係ないところで ウフフとなりました。
ネタバレします。もう千秋楽終えてますしね。
話として初演から大きな変更はなく、、、
でも、私が大好きなバースデーイベントで『初めまして』とりさ子が言われるシーンの時の、
りさ子の服装の変化が、よりわかりやすくなっていました。
そりゃ翔太くん気付かんわ！っていう、
いや元々、りさ子が顔認知されていたは分からないけど。
とりあえず名前認知はされていたと思いたい……でないと、さすがにりさ子が可哀想で
でも反面、私個人の考えとしては、
顔でも名前でも認知されていたら私も嬉しいなぁーとは思うけど、
認識してくれていることが当たり前で、変化しても気付く、または変化していることに気付くことまで当たり前として挑むのはもう対象への期待が大き過ぎて正直退く。
逆の立場で我が身に置き換えると、月イチで見るかどうか、話すかどうかも微妙な仕事関係のひとから、顔も名前も覚えておけ、髪型変わったことに気付けとか…無理だべ？
こっちは一日に何十人、何百人と相手にしてるんですけどー覚えていられるのはものすっごい容姿に特徴あった人とか、声が好きな声優さん似てた人とコイツ二度と会いたくないって思った人くらいだよ
自分個人としての認知はそりゃあしてくれたら嬉しいけど、個人なんか正直どうでもよくて、だって私がいなくなっても推しには何の影響も関係もないし。
ただファンがいるってことを知っていて欲しいこの気持ちはなんだろう
いまの推しではないのだけど、
以前本当にファンが見てるって分かっての行動や発言なのか？とすごく幻滅したことがあったから、、、いやそこ含めて好きでいられるファンしかいらないってことだったんだろうな。
その役者さんのトークイベントとかTwitterとか見ずに舞台とか映像作品だけ楽しめば自分の中の好きは維持できると思って、見る部分見ない部分を決めたから精神衛生上よろしくなったのだけど、ファンとしてはこれでいいのかちょっと頭を抱える
いっこ大きな変更かもしれないとこあった。
祭壇
いや私も祭壇持ってるけど…他人からみたら、本当に滑稽だな！でも当事者にとっては尊くて大切で……それを自分の手で破壊する。
本当に大切だったはずのものが一瞬で、どうでも良いものに変わるあの瞬間の感覚。身に覚えがあるからゾクゾクした
本当に勝手な話だけど、誰かのファンだとその対象が中心になるわけで、
ガチな熱心なファンほどよりその人の中で、対象が中心になってきているから、
生活の中心というか、まず予定組むときの基準は推し関連の予定で考えるし、予算配分ももちろん推しが最優先。思考もわりと対象を中心に据えて考えたり……答え合わせなんてしようがないことなのに、〇〇さんならきっとこっちの方が好きみたいなやつ（笑）
指針か？
それが無くなっちゃう瞬間
りさ子と私はスタンスが違うオタクなのだけど。
推しは別に生きる希望じゃないし。
（私が生きているから、自分で推しが見れるので前後が逆な！）
ガチ恋じゃないし。
（ガチ恋になれるほどの自分の容姿に自信もってない）
推しのプライベート知りたくないし。
（夢を見たいというより、作品見る時に変に現実に返りたくない…現実の人間にそこまで夢見てないし）
なにより出待ち入り待ちする体力あったら、コーヒーショップにでも行ってお茶と甘いものつつきながら、見てた舞台の感想を噛み締めたい
たいがい自分本位だけど、りさ子とは方向性が違う自分本位っぷりだな。
なのに、なぜこんなに胸につき刺さって痛むのか。
再演を見て思ったのはコレは自分が傷付くというより、
羞恥心に近い気がするなぁ、、、
共感羞恥
何かのきっかけで誰だってりさ子になれるって思うから、りさ子の辿る道が痛々しくて恥ずかしくて悲しくて。
そしてあのオチで思い知らされるオタクの業。
作り物だけどリアルだから……
ただ好きでいたいだけなんだよね。
ただただ好きでいるのには、SNSの発達で雑音が多すぎるんだよね。
見なけりゃ幸せでいられるのに、分かっていてもパブサして見てしまう。好きだから。
矛盾
どこのオタクも誰のファンもみんな幸せであるよう願うばかり
本当に面白い作品だと思うんだー
今回も抉られてるけど。
初演ほどは病んでない(´▽`*)ｱﾊﾊ
ただ、推しの今年のバースデーイベント前に友達にDVDと文庫預かってもらったウケる
ウケる