シャルル君の事務所はスイス国境に近いフランスのアンシーにあります。

今回の冬季オリンピックにも立候補していた町で落選したようでしたが

大変美しい町です。


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去年の11月に訪問したときは少し寒くなっていましたが湖畔のホテルでの

昼食は最高でした。

シャルル君はアンシーの町から少し離れた牧場の中の一軒屋に住んでいます。

元々は農家であったのを改築してすばらしい家にしています。

お隣さんはまったく見えません。周りには牛がうろうろしているだけ。

「牛は家に入ってこないの」? 「入ってこない」

「これ誰の牛」?「土地を農家に貸しているのでその農家の牛」

「毎日牛乳もらっているよ」

まあこんな環境で商品開発しているので自然界からのインスプレーションを

素材にしているのはよく理解できます。

確かにフランスなんだけどフランスといってもほとんどスイス。

シャルル君に出迎えてもらったのはスイスのジュネーブ空港。ちょっとブレーキがおかしくなった車でお出迎え。

ブレーキをかけるとギーと異音が。山の中を走るのにちょっと怖い思い。

だけどシャルル君は「明日直すよ・・・」と涼しい顔。

社長もフランス生活は永いからよくフランス人は理解してます。

ゴルフ場で前見ないでカート運転してバンカーに横向きに落ちたのも社長と一緒に働いているマネジャーだったし。 少しぐらいのことでは驚きません。

ここでサンプルの話の戻りますが、イチジクのサンプルは周りが まーるい円ではなくでこぼこがあるので蓋をするときに位置あわせに時間がかかることかかること。




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自然界のインスピレーションはいいんだけど、蓋をするのにこんなに時間がかかるのはちょっと問題だよね。??

「この平べったい部品は」??



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そのこ“が欲しいといったから作ったんじゃない。」

「“そのこ”じゃなく“すのこ”、だけど穴が開いてないよ。」

「後であける」

こっちも徐々にフランス人の感覚に戻ってきます。

フランス人のデザインや創造性は本当にすばらしくて尊敬しています。

しかし日本に持ってくるには少し微調整が必要。

このあたりは社長に任せて於いてください。抜群の調整力を発揮します。


**** 続く   ***


東京の展示会の直前に大きなスーツケースを3個も持ってシャルル君がやってきました。


「サンプルができたあ---」


その数とデザインに皆 唖然。何かわけの分からない形のスチーマーが大から小までかなりあります。


たくさんの作りすぎて自分でも何が何個あるか分からない様子。


ショールームで全部取り出して整理しないとさっぱり内容がつかめません。


シャルル君は自然界の物をモチーフにして商品を作るのでどうもこのサンプルも

何か自然界のモチーフから出来上がっている様子。


恐る恐るこれは何? デザイナーのプライドを傷つけないように聞かなければなりません。


これは?     ピーナッツ

この丸いのは?   湖面に落ちた水滴が作る水紋。


なぞが解けてゆきます。



ではこのスイカが伸びたみたいなのは?


「Fig」 ??? 社長も聞いたことがないフランス語の単語。

なにFIG って??


辞書で調べてみると 「イチジク」。。。。。。。


フランスの果物屋は在仏中何度も通ったけどイチジクは気がつかなかったなあ。


イチジク?? 日本でもマイナーな存在だな。


この3種類の形が 大、中、小と色々な色で床に広がっています。


展示会を前にどう処理したらよいか。


もう少し考えをまとめてから提案して欲しいなあ。。。。。



ともかくイチジクは茎の部分まで再現してあるので意味のない長い茎の部分が上にかなり延びています。

これ電子レンジに入れるときに邪魔になるんじゃない?


シャルル君 自然界をモチーフに美しいものをいっぱい作ってくれますがちょっと

イチジクはとんでもない方向に。


************ 続く  *********












ホテルにやってきたシリコンメーカーの社長は初対面。

シャルル君はシリコンのメーカーを代えていました。

今までのメーカーはシャルル君が日本生産になってご立腹、シャルル君も

ノウハウを他のブランドに全部持っていかれてご立腹。

そこで離婚したみたいです。


先方の社長秘書も交えて夜遅くまで品質などの打ち合わせ。

シャルル君が選んだメーカだから大丈夫か。


シャルル君は以前は時計のデザイナーでしたが時計を辞めてから有名

シリコン用品メーカーのフランスの子会社の社長をしていたので

シリコンのことにはめっぽう詳しいのです。


目標の価格と欲しい内容を説明してシリコンメーカーとの打ち合わせは終わり。


次の日はパッケージメーカーを訪問。

このメーカーの社長の奥さんは福岡在住の日本人で日本のことは詳しい詳しい。

日本の大手の電機メーカーなどにもパッケージを供給しているので

相当いいものを作っている様子。

工場を見て回って、社長のプライベートゴルフ練習場を見せられて、

「いつでもゴフルに連れて行くよ」とありがたい申し出。

プライベートゴルフ練習場といっても50ヤードぐらいある本格的なもの。

中国の社長さんは皆裕福でいいなあ11


ここでもすのこを浮かせてよく見えるようになどとパッケージデザインの

コンセプトを説明して、その後近くの取引先の印刷屋さんの社長が面談に

合流。 123レシピの入ったレシピ本を・・・・円でやってくださいと無理な注文。

このメーカーさんも日本との取引が多くてかなり品質は高いので

後は価格しだい。


見積もりを待ちます。


これでとりあえず必要な全ての手配を終えていったん帰国。


次はシャルル君が持ってくるシリコンスチーマーのサンプル待ち。


次はシャルル君がサンプルを持って日本に来たときの話を書きます。

そのときの皆の様子は なにこれ????