永い間ブログ更新してなかったのですがまた書き始めようかと思います。7月以来シリコンスチーマー市場にはいろいろなことが起きました。何かブームが去ってしまったようで

デパートで実演をしてもあまり人が興味を示さなくなっています。

有名メーカー品が5000円を超えて販売される中、一方では雑誌の付録で販売されるものもあって料理の出来上がりはあまり変わらないとの書き込みもあったりして消費者の方もわけがわからなくなっているのかと思います。

今日はブランドについて社長の考えを書きたいと思います。

アジアの市場はブランド=いい物の考えが強いと思います。

ブランド物の時計を見せて自慢する。明らかにそれとわかるモチーフのバッグを持ち歩く。

だけど自分のセンスはどこにあるのか。確かにブランド商品はいい物が多いです。

しかしそれを持てない人はどうしているのか。

社長はドイツ、フランスで15年以上住んできました。

フランスでは一般家庭の人はブランド物には見向きもしません。

パリでのことでした。あるとき路地から出てきた真っ赤な小型車、運転しているのは真っ赤な服に真っ赤なマフラーだったと記憶しています。強烈な印象。

別の日には交差点でミニバイクに乗っている女性。皮のライダールックですがどう見ても

昔のパイロットスタイル?

注目を浴びているのがわかっているのか見ている男性陣にウインク一つ。走り去ってゆきました。

ある日は訪問した会社の社長が女性で2階に案内されるときにスカーフが床を這っている。

よく今パリで何がはやっているのですかと聞かれたのですが、日本に見られるような流行ってあまり感じなかったので回答ができませんでした。

フランス人に言われたのですが 「フランス人は右向けと言われれば左を向くからよく覚えておいて。」

本当にそうでした。この人たちが流行なんか追いかけるとは思いません。

感心したのはそのセンスのよさです。

ブランド品なんか見向きもせずに自分で気に入ったものを選んでそれを自分なりに考えて身につけてセンスを磨く。さほどお金をかけずに粋な自分を作り上げるのが本当のパリジェンヌだとわかりました。

それではブランド品はどうかというと。これは上流階級の人が上から下までバランス良く

一点豪華でなく身につけるもの。

これらの人は服装だけでなく、住むところ、訪れるところすべてが違います。

たとえば社長がよくいったニースの海岸は各ホテルと提携したプライベートビーチが並んでいます。

プライベートビーチはウッドデッキが敷き詰めてトランザット(ねころがれるチェアー)とパラソルがあります。デッキはないがトランザットとパラソルが砂を上に置かれている場合もあります。

そのプライベートビーチと他のプライベートビーチの間には一般スペースがあります。もちろんそこには何もありません。

このプライベートビーチにもホテルのように星があるのです。また高級プライベートビーチの中でも場所が分かれています。

ここでの遊び方は最初の日になじみのビーチボーイに多めのチップを渡して今回はいつまでといいます。

そうすると場所を決めてくれて帰る日まで絶対にほかの人をそこに案内しません。

だから毎年周りの人は同じになります。

もちろんここに飲み物、食事もビーチボーイが持ってきてくれます。

観光地なので普通の観光客も入ってきますが端のほうの観光客スペースに案内されてしまいます。

パリに行った人はキャバレー リドに行ったかと思いますがすごく並びますね。

だけど並んでいる横に通路があるのに気がつきましたが。そしてその通路の入り口にはボーイが立っているのを。

このボーイに手の平に入れたお札を近づけると何も言わずに相手の手がそれを抜き取り

そのまま黙ってまわれ右して延々と並んでいる列の横を中まで案内してくれます。

そこで待っている他のボーイにまた握らせると舞台の前の席に案内されます。

こんな階級社会なんです。だからブランド品は上流階級の人たちのもの。

やはりそれなりの階級の人たちにはブランド品は持たざるを得ないものなのかもしれません。

だけど社長が魅力を感じるのはそんなにお金をかけないで自分をうまく見せるパリジェンヌのセンスの良さです。無茶苦茶に高くないけど良い商品を見つける能力そしてそれをもっとよく見せるセンス。ほんとにかっこいいですよ。

ちょっと長くなったのでまた書きます。


シリコンスチーマーのレシピは商品に挿入している小さなものは

かなり作りましたが本格的なレシピ本はまったく経験なし。

本を作るといってもレシピをただ並べて行くだけでなく、目次やら

ページによっては1ページを料理写真で飾ったり編集が難しそう。

それで外部助っ人をお願いすることに。 一流の料理雑誌で編集経験の

あるフリーの編集者にお願いすることにしました。

レシピは社内のフードコーディネーター草野が創作した質の高いに物が

数多くあるので問題ありません。

社内のデザイナーチームはたくさんの仕事があるのでこのレシピ本にかかりっきりに

なれないので監修だけ任せてアートワークも外注だ。

といったわけで何とか本を作る体制が整いました。

目標は本屋で1,000円で売っているぐらいの質感。

これを入れて すのこ 付きできれいな手提げの透明ケースに入れて

2,835円。

1,000円のレシピ込みでこの価格ならかなりお得感が出せるはず。

価格で勝負がどちらかといえば苦手な社長の 「安いやろ この値段で どや」

戦略です。

ここで別件ですが、社長は近々デンマークの会社の新しい商品を始めます。

新製品立ち上げの様子を実況中継したいと思います。

成功するか失敗するか、社長も分かりません。

詳しくはもう少ししたら始まる 「皮むきグローブ 奮闘記」で。

値段が合わずに1-2回で終わるかもしれませんが。



そのほかにモバイル体重計奮闘記も近々始めます。




***** 続く  *****


取り敢えず試作品の中からギフトショーで展示するサンプルを選んで

一応 イチジク も展示に加えました。


それからフードコーディネーター草野からシャルル君に徹底的な駄目だしを

して製品の改良の話をします。


シャルル君はかなり素直に要望を聞き入れてくれます。

この辺が日本で成功している理由だと思います。


普通ヨーロッパのメーカーはクレームしても「ヨーロッパではこれで大丈夫だから

変更はしない。」といってくるのがほとんど。

参入する市場を理解しないで自分たちの標準を通そうとしても売れません。


このあたりを理解してくれるメーカーとしか社長は付き合いません。

その代わりついてきてくれたメーカーさんは全部が億単位の仕事を

日本でしています。


シャルル君も1年と少しで2億円近い仕事になったので逆にこちらの言っていることをよく聞いてくれるのかもしれません。


いずれにせよ仕事がうまく回っている証拠。


そこで展示会が始まりますがまだパッケージもないしお客様の反応は今一歩。

まあこれから仕上げてゆきますよ。


これで一応スチーマーの商品開発の問題点、改良点はクリアーになったので

その方向で作ってもらいます。 もちろんすのこにも穴を開けて。


その後に立ちはだかったのが商品に添付する本格レシピでした。

123レシピも入った本格的な本です。


社内には本など作った経験のある人はまったく見当たりません。

「本ってどうやって作るの」????


本当に商売ってチャレンジですね。


**************続く************************