4年生(一部M2生)に向けて・・・ | 東京工科大学三上浩司のブログ

4年生(一部M2生)に向けて・・・

いやー,いろいろ理由があるのだけど,気がつけば2月は丸々更新していなかった.

少し落ち着いたのでちょっと気になったことを書いてみようと思ったが・・・やめた.
代わりに,来年の学生に向けたメッセージとします.

(1)基本は学校に来る
 体調が悪いを言い訳にしないこと.「体調がいいから学校に行って研究する」ではなく,体調の良し悪し関係なく学校に来て,当たり前のように研究を始めること.社会人は当たり前のようにこれをやります.決まった時間に必ず動き始める習慣をつけるといいです.ただでさえ就職活動で変則的になるわけですから,それ以外のときは少し機械的でもいいです.
 それから,定期券は必ず買ってください.4年になると大学に行く日が減るから買わないなんて人もいますが,研究などで毎日来るのが基本です.定期を買わないと,「就職活動や友達との約束がある日で,なんとなく気分が乗らない日にわざわざ数時間だけ大学に行くためにわざわざおかねを払う」必要が出てきます.
分かります,こういう日は行きたくないですよね.だから初めからこういう日を作らないほうがいいんです.

(2)ダメだし上等,沢山Xをもらいなさい
 研究は,最後の研究成果が出てそれを論文に出して初めて完成です.ある意味そこまではずーと不完全であり,いろいろなダメ出しや突っ込みがあります.そしてそれが当たり前なんです.だから,最後の最後に○をもらうために,丸々一年使うと思ってください.途中を適当にごまかして○をもらっても,それは最後の関門はくぐれません.できていないところはできていないものとして表明すると,むしろいろいろなことが見えてきます.
 このあたりは就職活動も同じですね.何社落ちても最後に自分の満足する会社にめぐりあえればいいんです.ちゃんと準備をして臨むのは当然ですし,うまくいかなかったら反省も大事ですが,あきらめずにポジティブで行くことが大事です.

(3)スケジュール重視
 上記のことに関連しますが,人との約束や何かの締切には敏感になってください.特に論文のチェックや研究の相談などは,みなさんが思っている以上に時間がかかります.私一人で20人弱の学生の論文を見ようと思えば,一人1時間と計算しても20時間かかります.そして,何度となくチェックしないと完成にはいたりません.みなさん全員が,最終日のぎりぎりに論文を完成させてきたら・・・結果は明らかですよね.チェックなんぞできるはずがありません.
 チェックを受ける日をきめたらそこに向かって必要なチェックを受けれる「以上」のものを必ず出すことを心がけるといいです.大事なのはこの「以上」です.周りの人と合わせる必要はありません.先に進む人はどんどん進みましょう.実際にできる人はどんどん高いレベルに挑戦するようになって,研究結果が論文誌に掲載されるまでになる人もいます.

(4)主体性
 テーマ決めから研究の進め方,先行研究調査など,もちろんいろいろな指導をインタラクティブに進めます.しかし大事なのは,まず自分から動いてみることです.教員からの指導を「待つ」ことは誌を意味すると思ってください.
 どんどん前に出るポジティブな学生ほど,研究の機会や研究指導の機会が増える傾向にあります.指導するのは私だけではなく,スタッフや先輩の大学院生などもいるわけです.そうした人たちに途中段階のアウトプットを見せていくことが大事です.

(5)その他
 最後に重要なことは「健康」です.健康な肉体と精神を常に維持して,仲間に刺激を与えあったり,時には協力しあったりしながら進めてください.


また気が付いたら書きます.

そして,今はサンフランシスコにいて明け方の4時.眠くならないので書き始めたけど,少し眠気が来たので休むとします.