Nっしーへの手紙(清書) | NHK日記

Nっしーへの手紙(清書)

Nっしーへ


突然手紙なんか渡してすみません

Nっしーとはいろいろあったので

けじめをつけようと思って、一生懸命書いたので、読んでくれたら幸いです







僕はNっしーにとても惹かれていました

料理が上手で家庭的だし、とてもかわいくて、しっかりしてて、まじめで、いつも笑っていて、

たくさん友達がいて、気立てが良くて、正直で素直で、いい子だなーと思っていました。


でも、僕は女の子の前では緊張してしまうタチで、やはりNっしーともろくに会話ができませんでした。

会話のかわりに、変な芸で自分をアピールしてしまい、逆に気持ち悪い思いをさせてしまいました。

秋以降、冷たい目で見られているのを感じていました。


僕はNっしーの事をいいなとは思いつつも、実験や資格の勉強もあって忙しくて、

結局本気にはなりませんでした。

しかし、資格試験も終わり、卒論もひと段落して、あとは卒論を出すくらいになって、この1年を振り返りました。

惹かれていた人に「気持ち悪い」と思われたまま卒業するのは寂しかったので、何とかしようと思いました。そこで、前から話しやすく感じていたtomokoに思い切って相談しました(よく話すようになってまだ2ヶ月ですが、tomokoは今まで生きてきた中で一番よく話した女の人です)


s部家の鍋会、卒業写真撮影会、忘年会、新年会、t木さんとi誠を囲む会・・・

想像以上に嫌な思いをさせてしまっていた事を知り、反省とともに、悲しくなりました。

それから、なるべく自然に会話して、普通の自分を知ってもらおうと思ったのですが、やはりうまく話せず、これ以上気持ち悪く思われることが怖くなり、何もできずにいました。




らちが明かないので、最終発表の打ち上げの後、話そうと思ってNっしー宅に転がり込みました

(結局つぶれてただけなんだけど)。

そこで、Nっしーとtomokoが、(僕を含め)人の悪口をボロクソに言っているのを、思いもかけず聞いてしまいました。

そのときは頭に血がのぼっていて、

「これが女ってやつか。普段は愛想よくしてるくせに、裏では悪口で盛り上がるのか。サイテーだね。」ってキレてしまって、それから二人には冷たくしてしまいました。



後で冷静になって考えてみると、盗み聞きした自分も悪いし、Nっしーもtomokoも、悪口を言うのは好きじゃないだろうし、二人ともたくさんいいところをもっているから、このことだけで人を否定しちゃいけないと思って、二人に話そうと思っていました。

沖縄では、自分は怒りは収まっていたけれど、やっぱりぎこちなくて、そのつもりはないのに避けているように感じさせてしまったね。ごめんなさい。

tomokoとは、沖縄後に話して仲直りできました。


Nっしーにも、卒論提出後の卒コンで話しかけました。

このとき僕は、勝手に話を聞いて冷たくした事を謝り、さらに、ナルシストだとかそんなふうに思われているのがとても嫌だったので、そんなんじゃないことを弁解しようと思っていました。

でも、Nっしーはものすごく怒っていたね。

自分は、怖くなって、話すことができなくなりました。

怒られただけで終わってしまいました。


怒られて終わっちゃったけど、やっぱり惹かれていた子に、最悪な印象で終わるのは悔いが残ります。無理せずに、自然な自分をだして、自分のいいところも理解してもらえるようにつとめました。

邪魔にならない程度に、なるべくたくさん接することにしました。


小松菜の写真撮影と収穫、パスポートの件、謝恩会、卒コン、バリ上映会、ディズニーシーと、いろいろ一緒にすごしたね。

Nっしーが、色メガネをはずして、僕を理解しようと話しかけてくれたりしてとても救われました。

少しは気持ち悪くなくなってくれたかもしれないね。

僕も、今まではNっしーのことを全然理解できていなかったけど、いろいろ一緒にすごして、あと、tomokoにいろいろ相談して、少しは理解できてきたかもしれません。


Nっしーは「確固とした自分をしっかりと作っていきたい」っていう強い思いがあるね。

だから、だらしのない人や曲がった事は大嫌いだね。

そのぶん、人に厳しいところがあったね。

特にHやたを嫌っていたね。

確かに、Hやたは人間的にちょっと問題があります。でも、あいつは家が大変だっていう事情があったし、本当に思いやりのあるいいやつだから、簡単に悪口を言ってほしくなかったんだ。

最近「Hやた君は頑張ってる」とか「根はいいやつ」とか言ってくれているのを聞いて、Nっしーの懐の大きさが見れて、安心しました。

Nっしーは将来、だめな人には温かく成長の手助けをして、みんなを幸せで包み込んでくれる、懐の大きな女の人になってくれるんじゃないかなと、勝手に想像しています。



Nっしーは人の気持ちをとても大事にしてくれる人なんだね。

「他の人からAっくんの気持ちを耳にしたくない。Aっくんに申し訳ない。」って思ってたね。

僕なら甘えて、聞いてしまえと思っちゃうところを、Nっしーはそんなことをしたら自分が許せなくなるから、僕がAっくんの気持ちを話すのをさえぎったんだよね。


いろんな所で、真面目な一面を見て、そしてそれを貫こうとする姿を見ました。

そんなところに「自分を認められるようになりたい」とか「強く正しくしっかりとした自分を確立したい」っていう思いを感じたよ。

思っていたよりもずっとまじめな子なんだね。


Nっしーのように自分に厳しい人は、落ち込む事がよくあるんじゃないかな。

時々、Nっしーが辛そうにしているのをみて励ましてあげたかったです。

でも、僕は基本的に気持ち悪がられているし、知れば知るほど、Nっしーの方が深く考えていたので、自分なんかじゃ役不足で、励ますことができませんでした。


僕は結構いい加減に生きてきたから、一つ一つしっかりと生きてこうとしているNっしーにとても励まされたよ。


いろいろ書いたけれど、Nっしーという子は、僕の想像を超えていて、うまく表現できませんでした。




Nっしーに出会って、いろいろ学びました。

悪気はなくても嫌われる事があるということ、一人よがりにならず目を配る事、話さなきゃ分かってもらえない事、、、、

今は挙げられないけれど、もっといろんな事を学んだ気がします。

なんだか自分が成長したような気がするので、せめてお礼をしたかったです。


バリで少しでも気持ちよく過ごしてもらおう、楽しませようとお礼を考えていたけれど、一緒に行けなかったね。Nっしーの研修中、メールでは「パスポートは任せろ!」みたいにえらそうに言っていたのに、結局取ってあげられなくて、本当に申し訳なく、情けなくなりました。

ビデオをたくさん撮って、Nっしーに見せる事で、嫌な思い出を塗り替えようと思いました。

ビデオ上映会で、バリに行けなかったことを思い出させていたらごめんね。


ディズニーシーでは、Aっくんとのことをじゃませず、いい雰囲気を作ってあげようと思っていたけれど、考えるほど緊張しちゃって、何を話せばいいか分からなくなり、元気がないように見えて、逆に気を使わせてしまったかもしれません。

でも、二人が想いをうまく伝え合えたようで、安心しました。


Aっくんがいれば、Nっしーがいつもニコニコできているね

やっぱNっしーには、Aっくんが一番だね!

尽くしまくって、ゲットしてね!





もうNっしーは山梨へ行ってしまいます。

最後に1つだけお願いです。

僕の印象は、まだ「気持ち悪い」ですか?

「やっぱり気持ち悪い」でもいいので、Nっしーらしく、正直に今の印象を教えてもらえれば幸いです。



僕も、tomokoも、土研のみんなも、そして僕の知らないたくさんの友達もきっと、

大好きなNっしーが幸せになることを心から願っています

1年間本当にありがとうございました!


さようなら!


2006年3月26日