斎藤実盛  染五郎さん
瀬尾十郎  亀鶴さん
九郎助  松之助さん
葵御前  児太郎さん
小万  秀太郎さん


染五郎さん実盛は、源氏に所縁のある、実直な捌き役が良く合っていると思いました。
実盛の年齢は、四十に近き、と語られるので、染五郎さんに近いわけです。

九郎助夫妻が、琵琶湖のほとりの静かな村に住んでいるのだなぁと雰囲気が感じられました
でも、娘として育てていた小万は、義賢や葵御前のために勇ましい活躍をしていたのだし、今では、葵御前を匿っているのだから、心がけの良い夫婦なのだろうな
女房は、幸雀さんでした。

実盛と一緒に、葵御前の詮議にやって来た、瀬尾十郎。亀鶴さんのベリベリの敵役の老け役です
亀鶴さんは、お声が良く響いて通るので、敵役も良かったです。最期は、潔く勇ましい感じでした。お役の幅が広いですね。

児太郎さんは若女形が良くなっています。
葵御前のような、凛としたお役もなかなか良かったです

子役の太郎吉は、しどころがたくさんありますが、母小万が命を落としたと知って、悲しんでいる様子は、かわいそうに…
じーんとしました。
実盛に対して、母の仇を取ろうとします。格好良く見得を切ったりしますが、太郎吉はまだ幼いです
実盛は、太郎吉改め手塚太郎光盛に仇を取られる覚悟を持つとは、潔い


実盛は源氏再興の為、白旗が平家方に渡らないようにと、源氏の白旗を持った女の腕を、斬ったと物語ります。
その女が小万でした。
源平布引滝の、実盛物語の前のお話、義賢最期や竹生島遊覧を知っていると、難しく聞こえる物語も理解しやすいですニコニコ

最後は、実盛が馬に乗り、太郎吉も乗せてやり、仇を討たれる約束をして、おさらば~

染五郎さんの実盛、爽やかでした


他の時代物の義太夫狂言も、染五郎さん世代の役者さんが中心となって上演が重ねられたら、もっともっと親しみ易くなると思います



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