お正月の松竹座でもかかっていましたが、お江戸観劇が一杯で、拝見できず残念に思っていました。
がんじろはんといえば、上方の和事師と思い浮かびますので、夕霧伊左衛門、梅川忠兵衛、小春治兵衛は必須ですね(^^)
今月のお江戸で、昼夜一演目ずつ、「吉田屋」と「河庄」が上演されることは嬉しいことです。
「封印切」はまた上演される機会があるでしょう^ ^
『吉田屋』
伊左衛門の出から、竹本の義太夫節が廓噺の和事の雰囲気を醸し出し、いい感じでした

浄瑠璃は谷太夫さん。高めの艶やかなお声です

鴈治郎さんの伊左衛門の台詞も、義太夫の語りと一つになって流れるようで、耳に心地良かったです。
伊左衛門が浸み込んでいるようでした。
鴈治郎さん、襲名公演が初役とは思えないです

後ろ姿と歩き方が、伊左衛門だなあと思います。七百貫の借金を抱えた、どうしようもない大店の若旦那の、哀れに見せておいて懲りていない様子が滲み出ていました。
吉田屋の若い者、松吉は又五郎さん。出番は少しでしたが、御祝らしい配役です

‘ごちそう’ですね。
吉田屋喜左衛門は幸四郎さん。
意外に思いましたが、違和感が無く、借金まみれの伊左衛門にも親切にもてなすところは、大きなお役だなと思います。
劇中で、新鴈治郎さん伊左衛門と、幸四郎さん喜左衛門、お二人だけの口上がありましたが、お芝居を崩さない話術はさすがです。
おきさは秀太郎さん。はまり役の一つではないかと思います。秀太郎さんの女房は上方の雰囲気が良いです(*^^*)
鴈治郎さん襲名の御祝を台詞に入れていらっしゃいました。ここで拍手~と思いましたが、観客の反応は今ひとつ。大阪のお客さんならもっと盛り上がるのかもしれないなぁ

お待ちかねの夕霧は藤十郎さんです。
お金持ちの放蕩若旦那が拗ねているのに対して、大きな包容力を持っている女性と伝わってきます。
伊左衛門の勘当を許し、夕霧の身請けのお金まで用意してしまう、藤屋の旦那さんはどんなお人なのでしょう?
藤屋の番頭藤助(歌六さん)に続いて、若い者が千両箱を10箱、テンポ良く、景気良く運び込んできます。
めでたしめでたし~
