四代目鴈治郎さん、壱太郎さん親子の連獅子です。
このお二人の連獅子を拝見するのは初めてでした。
壱太郎さんは、すでにご自分の進む方向へ立派に歩いて行かれているようにお見受けしています。
でも、やはり親子。
鴈治郎さんの親獅子から、仔獅子の壱太郎さんへ、しっかりと芸は受け継がれていくのだと感じました。
前シテは、お二人のキレのある踊りで、所作台を踏む足の響きも力強く、良かったです。
壱太郎さん、動きが軽快で、仔獅子らしい勢いがありました。
壱太郎さんも男子だったのだ、という妙な感想も持ちました^^;
鴈治郎さんによって、壱太郎さんもますます磨かれて、輝いていくのだなと思いました。
後シテの親獅子の精、仔獅子の精の花道の登場から、一回後ずさりして引っ込む勢いは、お互いの信頼があってこその引っ込みだと思いました。
鴈治郎さんの親獅子の貫禄たっぷりでした。
毛振りはここまで揃うものかと思うくらい、きれいで見応えがありました。
クライマックスに、それぞれが渾身の力で振る速度が速くなると、親獅子の方がゆったり見えがちですが、全く同じ凄い速さで振られるので、圧巻でした。
鴈治郎さん、これからもいろいろなお役で、いろいろな表情を見せていただけるのが、楽しみです。
間狂言の宗論は、猿之助さんの蓮念と松緑さんの遍念でした。
間狂言らしく、台詞のやり取りが楽しく軽妙です。猿之助さんの台詞はメリハリがあり分かり易く笑わせてくれます。松緑さんも猿之助さんと息が合い、掛け合いがお見事でした。
勢いにのっていらっしゃるお二人の間狂言を拝見させていただけたことでも、鴈治郎さん襲名披露公演のお祝いの雰囲気を味わうことができました。
このお二人の間狂言はもう二度と観られないかもしれないと思いながら、楽しませていただきました。
