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来週のチケットを取ってあるのですが、待ちきれなくて、一幕見席で拝見しました。

たまたま外国人の方の間が一席空いていたので、座ることができました(^^)v




菊之助さんの小次郎、前髪立ちの若武者らしく、また、何とも言えない気品があり、良かったです。

幸四郎さんと染五郎さんの陣門・組討を拝見した時は、混乱して、小次郎なのか、敦盛(なりすまし)なのか、?だったのですが、今日はシンプルに理解できました。

平山の存在は、今回、直実、小次郎親子にはあまり関わりを強く感じず、敦盛許嫁の玉織姫に横恋慕する人物としての描写が強かったように感じました。
平山に怪しまれないように、小次郎が自分の首を取るように急かすのが見どころだったような気がしたのですが。


敦盛になりすました小次郎は、組打では父直実と堂々と闘います。お互いの肚は分かっていたのですね。

覚悟を決めて首をさし出す小次郎は、清々しいくらいでした。肝がすわっています。


それに対して、敦盛に身替りとなった我が子の首を斬らなくてはならない父の苦しみが、吉右衛門さんの直実からとてもよく伝わってきました。


我が子の首を取ってから、平山に斬られてもう眼が見えなくなった玉織姫に首を抱かせたり、小次郎にほろの布をかけてやったりするところは、父として、整理をつけているのだと分かりました。


この場面は、葵太夫さんの義太夫節でたっぷりと味わうことができました。三味線も良かったです。


時代物、義太夫狂言の吉右衛門さんは、すっかりお役になっていらっしゃるように感じられます。
陣屋の直実も良いですが、組打の直実も奥深いです。


直実の馬も、足取り重く、悲しんでいるのがよくわかります。
直実が馬に顔を埋めて嘆き、悲しみを分かち合っているのがじーんとしました。馬の演技もあっぱれでした。


玉織姫の芝雀さん、お着物に薙刀を持っての登場でした。
無官の太夫、敦盛の許嫁に相応しく、潔くも、健気で可愛らしい女性でした。





おまけ

隣の席の外国人の方は、芝雀さんの女形に非常に反応していました。ここ、笑うところじゃないのだけど、、、興味深かったようです。
また、1列目で手摺りにもたれるように前傾姿勢で観ている方がいました。開幕前に注意されていたのですけどね(・_・;