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「ファルスタッフ」は、序曲がありません。
幕が直ぐに開き、お話が始まります。
ガーター亭の一室で、
ドクターカイウスが、金を盗まれたと怒っています。ファルスタッフ一味は、大酒飲みで、金にも汚い様子です。
ファルスタッフは、従者のバルドルフォとピストーラが金を使ってしまうので責めています。
食い潰されて身が細ってしまっては、自分ではなくなってしまう。
ファルスタッフは何か勘違いして、(自分に気があると思っている)お金持ちの二人の人妻、アリーチェとメグへの恋文を、従者バルドルフォとピストーラに託そうとしますが、拒否されてしまいます。名誉のため、それはできませんと。
そこで、ファルスタッフの歌。「名誉のモノローグ」
名誉なんてただの言葉。名誉で何ができる?怪我が治せるのか?
名誉なんて何の役にも立たないのさ。
(のような歌だったと思います)
性格も態度もよろしくないファルスタッフの歌ですが、ちょっと爽快な歌詞です。
バルドルフォとピストーラは追い出されてしまいました。
手紙は小姓に託され、手にした女性陣。宛名以外は全く同じ文面なので、怒るのは当然です。懲らしめてやろうとアリーチェ、メグ、クイックリー夫人、ナンネッタの四重唱。
一方で、ファルスタッフの企みをバルドルフォとピストーラが伝え、フォード、カイウス、フェントンも、作戦を練る五重唱。
その合間、ナンネッタとフェントンの若い恋人の二重唱は、ソプラノとテノールの美しく、透明感のある歌声がきれいでした。
全員の九重唱になって、軽やかで、みんなでファルスタッフに何かしてやろうという風に盛り上がり、第一幕は幕となりました。
九重唱とオーケストラの演奏はテンポアップしていくのに、良く合っていて、素晴らしいアンサンブルでした。
クイックリー夫人が、ファルスタッフをフォード家におびき寄せるような嘘を言います。メッセンジャーのような役割です。
アリーチェはファルスタッフに気があるらしい。夫のフォードは午後2時から3時は留守よ。
その気になったファルスタッフの歌は、「行け!老いたるジョン」騙されているのに、ああ、勘違い、、、
気合いが入ってきました。
フォードは、フォンターナと偽名を使ってファルスタッフに近付きます。フォード夫人に告白したいから、ファルスタッフに協力して欲しいと。
アリーチェがファルスタッフに会う約束をしていると聞き、フォードはショックを受け、嫉妬に燃えます。
「夢か、うつつか」は、ちょっといじけてしまったような自虐的な歌でした。マッシモさんのこの歌、すごく良かったです。
フォード家に出かける支度をしたファルスタッフは、今までのベージュ色の地味な衣装から、真っ赤な衣装に着替え、やる気満々な感じが笑えます。騙されているとは知らずに。
フォード家の台所では、女房たちがファルスタッフに作戦を仕掛ける準備に大忙し。アリーチェが仕切っています。
大きな洗濯かごと、衝立を用意しました。
赤い衣装のファルスタッフがやって来ました。アリーチェを口説きます。
「私がノーフォークの小姓だった頃」細くて指輪の中にも入りそうだった、、。
打ち合わせどおり、クイックリー夫人とメグがやって来ると、ファルスタッフは今度はメグを口説きにかかります。
そこへ、予定外にフォードが帰って来てしまいました。
ファルスタッフは衝立に隠れます。巨体を衝立に隠して移動している様子が面白いです。それから、洗濯かごの中に隠れます。
フォードと男たちは、間男のファルスタッフを捕まえろ~!と大勢で家中大騒ぎ。
アンサンブルの人数が増えていき、ドタバタになりました。
洗濯かごの中に隠れているファルスタッフは、苦しくて時々顔を出します。そんな状況でも、メグにちょっかいを出しています。
ナンネッタとフェントンは、騒ぎに紛れて衝立に隠れてイチャついています。
見つけたぞ!とフォードたちが見つけたのは、ファルスタッフではなく、衝立に隠れていた若い二人でした。
アリーチェの声掛けで、ファルスタッフが入っている洗濯かごを、男たちがせーので川に投げ込みました。
ドッボーン!!!
一つ目の作戦成功です。
~続く~