@新国立劇場 中劇場
原作 カルロ・ゴルドーニ
上演台本、演出 三谷幸喜
未亡人は大竹しのぶさん。
舞台はヴェネチアの海辺のホテル。
映画祭のため、外国から監督が集まってきています。なので、役名はカタカナ。書き写すのが面倒なので失礼ながら、省略!と思いましたが、よく見るとそれぞれおもしろそうなネーミングです。
イタリア人の元女優、ロザーウラ・デ・ビゾニョージは主演映画を撮ってもらえるからと、映画監督と結婚していましたが、一度も撮ってもらえずに夫は亡くなってしまいました。でも不満はありません。お金をたくさん遺してくれたから。
復帰作の声がかかるのを待っています。プライドが高く、監督に注文が多いのですが、実はもうそれほど商品価値は高くないようです。
ロザーウラに群がってくる監督は、4人。
ボスコ・ネーロ(イタリア人) 段田安則さん
ルネビーフ(イギリス人) 中川晃教さん
ルブロー(フランス人) 岡本健一さん
ドン・アルバロ・デ・カスッチャ(スペイン人) 高橋克実さん
衣装にそれぞれの国旗がイメージされているのでわかりやすいです。
監督たちはあの手この手で、未亡人を口説き落とそうとします。夜の仮装パーティで、ロザーウラは仮装して本音を聞き出します。表では美味いことを言っていながら、腹は違うことを聞かされるのでかなりのショックを受けるのですが(反応がおもしろいです)、ロザーウラはめげません!本気でラブコールを送っていたのは誰なのかわかりました。で、ハッピーエンド、でもなかったところが、あ~あって感じで笑えました。
岡本さんの歌も、中川さんの歌も聞けました♪ ミュージカルではないのでちょっとだけでしたが、イケてました。
大竹さんも歌う場面がありました♪
高橋さんは、ちょっと変わった格好で登場するので、皆の笑いを取っていました。ちゃんとスペインの色の衣装でした!
大竹さんとの情熱的な踊りのシーンも、キマっていましたが、おもしろかったです。
ホテルの支配人代行アルレッキーノは、八嶋智人さん。お芝居の進行役です。舞台中を動き回って、何でもやりますの感じで、楽しかったです。最後には、思いっきり歌っていました。発散しているかのように(笑)
ロザーウラのエージェント、マリオネットは峯村リエさん。女優を支える堅物のようでしたが、全然ロマンティックではないロマンスもありました。ロザーウラのキャラをおもしろく盛り上げていました。
ロザーウラの妹エオノーラは、木村佳乃さん。顔が良いだけの女優の役です。ちょっと浮き気味でしたが、最後には仕事がもらえたみたいです。
姉妹の父ロンバールディは、小野武彦さん。やはり俳優(売れない)です。自分のことしか考えていないです。
空ヲ刻ム者ではオババだった、浅野和之さんの役は、ロザーウラの亡くなった夫の弟、パンタローネ。81歳と言っていた気がします。
腰を曲げて時速3mで歩くのですが、気だけは若いという、やはりちょっと変わった役で、笑わせていただきました。
段田さんのギターを弾いて歌う場面は、味があって良かったです。
大竹さんは、いろいろな顔を変幻自在に見せてくださいます。5役くらいは演っていそうです。それぞれ振り切れているのですが、引き出しをたくさんお持ちで、楽しませていただきました。
テンポが速いコメディで、しんみりする間も無く、あっという間の110分でした。(休憩無し)
