昨日の夜の部、開演の4時半に間に合わず、
場内に入った時には、
与市兵衛の死骸が運び込まれていて、
勘平は浅黄色の着物で、死骸に向かっていて、
不破数右衛門と千崎弥五郎が訪ねて来たところでした。

というわけで、勘平が鉄砲を撃つところも、猪も、
松緑さんの斧定九郎も、時蔵さんの女房おかるも
拝見することができませんでした(>_<)

その分、菊五郎さんの動きの一つ一つを
じっくりと観させていただきました。
身の運び方がきれいだなぁと改めて思いました。

七段目は、吉右衛門さんの由良之助。
七段目から観ると、
由良之助の遊興にふけっている様子が際だって、
じれったくなります。
力弥が、顔世御前からの密書を持ってくるところでは、
もとの由良之助にもどる、ギャップが安心させてくれます。
力弥は鷹之資さん。とても所作がきれいで、
お行儀がよい感じがしました。

斧九太夫は、橘三郎さん。遊女おかるは福助さん。
由良之助が文を読んでいるときのお三人は、
きれいな絵になっていました。
梅玉さんの、寺岡平右衛門のようなお役は
滅多にお目にかかれないなと思いました。
おかるが由良之助の手にかかるなら、
自分の手柄にして、東の供に加えてもらおうと考えるのが、
理解できないなあといつも思います。
結局は、勘平が死んだとわかって、
おかるが自ら兄の手にかかろうと決心するわけですが。

由良之助がうまくとりまとめて、九太夫をこらしめて、
めでたしめでたし。

十一段目の討ち入りとなります。
斬り合いはテンポよく、見せどころもありました。
合い言葉は、「山、川」かと思っていたら、
筋書によると「天、川」なんだそうです。
エイエイオーで、幕です。