〈幸崎邸詮議の場〉
園部左衛門が幸崎邸の薄雪姫を訪ねて来ています。
薄雪姫の母、松ヶ枝は、二人を認めていますが、
自重するようにと諫めました。
幸崎伊賀守と、六波羅の執権、葛城民部、
秋月大膳の弟、大学と、園部兵衛がやってきました。
清水寺の奉納した刀に、鎌倉将軍調伏のヤスリ目が入っていたので、
「若君を亡き者にしようとしている」と
左衛門と薄雪姫に疑いが掛けられています。
来国行の死骸が運ばれてきて、
左衛門は身の潔白を証明してもらうことができず、万事休す。
しかし、民部は国行の死骸を見て、大膳が絡んでいると察しました。
民部は海老蔵さんで、国崩しの大膳とは変わって、
捌き役で、爽やかな感じになりました。
幸崎伊賀守は松緑さん。胡麻塩の鬘の老け役です。
落ち着いて大きく全体を見ているようなお役でした。
松ヶ枝の吉弥さんは厳しさの中にも母親らしい優しさがありました。
園部兵衛は染五郎さん。
生締の鬘で、息子の左衛門に厳しく実直な感じです。
左衛門に怒りをぶつけるところは、威厳がありました。
伊賀守と兵衛は、別室に見立てた花道七三で話し合います。
お互いの子たちのために何かできないか、
深刻に考えている様子です。
自分たちで子供たちを詮議しようと決め、民部に願い出ます。
大学は反対し、自分が詮議すると言いますが、
民部は秋月大膳が怪しいと思っているので、聞き入れず、
左衛門を幸崎家に、薄雪姫を園部家に預けました。
「互いに言わしてみせう」
園部左衛門が幸崎邸の薄雪姫を訪ねて来ています。
薄雪姫の母、松ヶ枝は、二人を認めていますが、
自重するようにと諫めました。
幸崎伊賀守と、六波羅の執権、葛城民部、
秋月大膳の弟、大学と、園部兵衛がやってきました。
清水寺の奉納した刀に、鎌倉将軍調伏のヤスリ目が入っていたので、
「若君を亡き者にしようとしている」と
左衛門と薄雪姫に疑いが掛けられています。
来国行の死骸が運ばれてきて、
左衛門は身の潔白を証明してもらうことができず、万事休す。
しかし、民部は国行の死骸を見て、大膳が絡んでいると察しました。
民部は海老蔵さんで、国崩しの大膳とは変わって、
捌き役で、爽やかな感じになりました。
幸崎伊賀守は松緑さん。胡麻塩の鬘の老け役です。
落ち着いて大きく全体を見ているようなお役でした。
松ヶ枝の吉弥さんは厳しさの中にも母親らしい優しさがありました。
園部兵衛は染五郎さん。
生締の鬘で、息子の左衛門に厳しく実直な感じです。
左衛門に怒りをぶつけるところは、威厳がありました。
伊賀守と兵衛は、別室に見立てた花道七三で話し合います。
お互いの子たちのために何かできないか、
深刻に考えている様子です。
自分たちで子供たちを詮議しようと決め、民部に願い出ます。
大学は反対し、自分が詮議すると言いますが、
民部は秋月大膳が怪しいと思っているので、聞き入れず、
左衛門を幸崎家に、薄雪姫を園部家に預けました。
「互いに言わしてみせう」