@赤坂ACTシアター

2007年8月の歌舞伎座での公演も拝見しました。
6年経っても、印象に残っているのは
玉三郎さんの踊りが思っていたより少なかったこと、
スサノオが暴れん坊だけれど、雄々しかったこと、
鼓童の太鼓がすばらしく、心身も空気も清められたような気がしたこと、
アメノウズメの踊りが軽やかで、清々しく可憐だったこと、
天の岩屋戸から出てきたアマテラスがとても美しく、感動したこと。


今回の一幕目を見終えて、前と変わっていると思いました。
私の記憶が曖昧なところも、もちろんありますが。

玉三郎さんのアマテラスが、高天の原を穏やかに治めている様子が
たっぷりと丁寧に表現されているように感じ、
玉三郎さんを拝見した!気分に浸れました。
スサノオに対する怒り、戒め、嘆き、怖れから、
天の岩屋戸に隠れてしまうまでの変化が
わかりやすくなったと感じました。
プログラムによると、高天の原の場面の曲が増えたそうです。

スサノオは若さがあふれていて、荒ぶる心が全開でした。

アマテラスの衣装は黄~橙色で、纏う布もボリュームがあって
温かさを感じました。

スサノオは水の色、藍色の布で、
おさえきれない心情を表していました。
踊りと太鼓の演奏は、若さを感じました。

アマテラスとスサノオのにらみ合いを
2色の布を使って表現しているところが、とても良かったです。
舞台は美しく、迫力がありました。

鼓童のみなさんは、太鼓だけでなく、
銅鑼、シンバル、鉦、笛、箏などの楽器のほか、
唄、踊りも、一人何役も演じられます。


2幕目では、鼓童の真骨頂。
団扇太鼓からだんだん大きい太鼓が参加していきます。
それぞれがすごい技を観せ、躍動感あふれる舞台となっていました。
八百万の神々が集まってくる様子を表現しています。

アメノウズメは、元宝塚の男役の愛音羽麗さん。
ワイン色~濃いピンク色の衣装で、プログラムに書いてあるとおり、
”女神の恍惚の踊り”、魅せるダンス。
愛音さんのアメノウズメでした。

天の岩屋戸からアマテラスが出てくるところは、
光がたくさんあふれ出し、やはりとても美しかったです。
優しさ、大きさを感じました。



新しい「アマテラス」でした。