フーゲンドゥーベルのワイン紀行

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チュニジアワイン ドメーヌ・クリペア シャルドネ 2014年



チュニジアの白ワインを飲んでみました。 チュニジアでワインを作っているのかと思う人は多いでしょう。ソムリエ試験の範囲外ですし、またイスラム圏でもありますから。

しかし北アフリカ一帯はかつてローマ帝国の領土でしたし、近代ではフランスの植民地でした。そのためブドウ品種やワイン法はフランスに似たところがあります。

チュニジアは北アフリカなので暑いだろうと思われるかもしれませんが、緯度は日本と同じくらいで、乾燥していて、日射量も多い、ブドウ生産地として十分恵まれています。

結論から言いますと低価格なのに良質で完成度の高いシャルドネのワインだなと感じました。もしかしたら北アフリカのワインは今まさに穴場なのかもしれません。




ディスクはやや厚く、はっきりとした涙が残る。透明感のある少し濃いレモンイエローで、深みがあり、そして輝きも見られる。

香りそのものはやや強め。パッションフルーツ、マンゴー、パイン、黄色いリンゴ、黄色い花、バター、マーガリン、バニラ、グレープフルーツ、杏仁豆腐などの香り。南国系フルーツや花、MLF発酵のアロマが主体的。確かにフレンチオーク香はあるものの、4ヶ月と短いせいか控えめである。全体的に落ち着いた印象。

ミディアムボディの辛口。パインやマンゴー、グレープフルーツなどの南国系の果実のよく熟した果実フレーヴァーが軸となっており、それをフレンチオークフレーヴァーがきれいに丸めてくれている。酸味はやや強く、ミネラル感をともなっており、全体にじんわりと広がっていく。おそらく酒石酸主体であろう。

口に含んだ最初の方は果実の甘みや酸味が優先されるが、次第にMLF発酵による杏仁豆腐のようなあっさりとした旨味が少し出てくる。バランスが良くて飲みやすい。余韻は長く、リッチである。今の街の飲み頃で、2、 3年先でも楽しめるだろう。

ジョーンズ・ファミリー カベルネ・ソーヴィニヨン 2003年

いわゆるアメリカのカルトワインでしょうか。 ジョーンズ・ファミリーというヴィンヤード名など聞いたことがありませんし、周囲に聞いてみてもやはり知りません。しかしパーカーの評価は高く、醸造には著名な人が関わっているとか。


そして何より、年間700ケースしか生産されないようです。それならば当然価格は跳ね上がり、カルトワインとして扱われてもおかしくないですね。私が購入したときは15000円くらいでした。


2003年ヴィンテージと15年近く熟成しています。ブラインドで飲んだら、きっとメドックの古酒だと言うでしょう。アメリカワインと言えど長く熟成すれば最終的にボルドーとあまり変わらないのでしょうか。とても貴重な経験をさせていただきました。アメリカの熟成ワインはもしかしたらボルドーの古酒より面白いかもしれません。




 

 

涙はとても強くはっきりとしていて、すぐには消えない。深みのあるかなり濃いガーネット。黒みがかっており、縁まで色素が詰まっている。

 

香りそのものはやや強め。カシス、ブラックベリー、クローブ、ダークチョコ、エスプレッソ、バニラ、枯れた葉、土、レンガ、西洋杉、インク、プラム、カラメル、樹液、ドライフラワーなどの香り。どちらかと言うとボルドーの熟成したカベルネのようだ。アメリカンオークよりも、よく熟した黒果実やスパイスの香りが前面に出てくる。香りはとても複雑だが、アルコールのツンとしたところが少しある。

 

フルボディの辛口。カシスやプラムのような果実風味とドライフラワーやエスプレッソの苦味が同時に存在し、余計な甘さはもちろんない。ココナッツのようなアメリカンオークの甘さはあまりないように感じる。枯れたような果実や草木のニャンスは14.7%の高いアルコール度数によって強化され、よりわかりやすくなっている。酸味はやや強く、それでいてアグレッシブなところはない。ワインにきれいな潤いをもたらしてくれるのだ。まるで口に含むと溶け込んでいくような感じてある。


タンニンはやや強く、ほとんどワインそのものに溶け込んでいる。それによってワインのボリュームを上げているのだ。収斂性はあまりない。長い熟成によりバランスが取れていて、強いタンニンにもかかわらず飲みやすい。余韻は長く心地よい。そして土に還るような果実や花のフレーバーは飲み込んだ後もはっきりと口の中に残る。どの要素とっても素晴らしく、偉大な高級ボルドーワインのようだ。飲み頃はピークを迎えつつあるが、それでもまだ10年近く先は楽しめるだろう。

塩山洋酒の甲州ワイン ザルツベルク 2015年

ワイン会の際に購入した山梨県の塩山洋酒の甲州ワインを飲みました。
 
ほとんど毎年のように山梨県の勝沼のワイナリーには行きますが、塩山には行ったことがありませんし、そこのワインを飲んだことすらなかったのです。
 
このワインの名前はSalz Berg、ドイツ語で塩山です。オーストリアの街にザルツブルクと言う名前があるので、最初それと間違えてしまいました。なかなかいい名前のワインだと思います。
 
 
ディスクは普通の厚さで、さらっとした涙が見られる。透明感のある淡いレモンイエローで、ペールグリーンのニャンスも含む。綺麗なな輝き放つ。
 
香りそのものはやや弱い。青っぽいメロン、ミネラル、ライム、白い花、みりん、貝殻、和梨、石ころ等の香り。よくも悪くも甲州らしく、シンプルなアロマだ。余計さがなく、何も邪魔しない。

ライトミディアムボディの辛口。アルコール度数は実際にはあまり感じられず、優しいタッチである。若々しいフレッシュな和梨やメロンを皮ごとかじるかのような飲み口。酸味がやや強く、時間とともに細くなっていくが、余韻にまでしっかり残る。じんわりと全体に広がっていく、つまり酒石酸主体なのだ。
 
余韻の長さは普通で、酸味と、日本酒のような旨味が残る。飲めば飲むほど美味しく感じてしまうワインだ。今が飲み頃で、できるだけ早く飲みたい。
 
 
 
 
 
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