昨日も記事に書いた
こちらの本の中で山内先生は、




一般的に知能指数というのは上がらず
年々差が広がると言われているが、

私が学校心理士として何人もの
知能検査をしていると、

自閉症のお子さんの中には
知能指数が上がるケースが多くあるのです。


と仰られています。



何故か?








※上記の本より一部抜粋。


そもそも知能検査というのは

初めての場所で初めて会った人から
初めての内容を質問されて答えるもの。

しかも言葉によるやりとりが中心。


実は自閉症のお子さんが
一番苦手と言われているのがこのこと。


ところが、自閉症のお子さんでも
小学校入学後に色々な友達や先生と
出会い、様々な経験を重ねると

徐々にコミュニケーション力や
適応力が身についてくる。


つまり、知能が上がったというよりは
人や場、活動に慣れて、知能検査に対応
できるようになり、

もっていた能力が発揮できるように
なっていくと私は考えています。


特に中度や軽度の自閉症のお子さんの
知能指数が10〜20ほど上昇するケースは
沢山あります。


もちろん、今まで行ってきた
療育の成果もあるかと思います。



実は先日、2年以上ぶりに
息子は知能検査を受けました。


検査結果が分かるのは次回、
医師との診察の10月末になります。


前回(幼稚園年長の春)の時も
前々回(3歳冬)から数値が
かなり上昇したので、


今回も必ず上がっていると信じています。


息子は自閉症特有の人見知り場所見知りが
3歳頃までは激しかったのですが、


幼稚園入園後、初めての集団生活で
次第に慣れていきました。


今現在も完全に解消されたわけではないですが

やはり色々な場数や経験を積む事によって
適応能力が身についてきていると
日々実感しています。


大きな夢ですが

もしこの先息子がもっと成長してくれたら
途中で療育手帳が外れてくれたらいいなと
思っています。


高校も。


1%でも可能性があるのならチャレンジして
息子の選択肢を少しでも広げてあげたい。


理由についてはまた書きます。