発想の勝利やなw

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正義のヒーロー、氷結戦隊ジェラート5のリーダー・レッドジェラートこと相川不動は、対立する悪の秘密結社ゲッコーの戦闘員リーダー・死神王女こと禍原デス美に初対戦の際に一目惚れしてその夜に告白、強引に口説き落として交際を始めていた。
これは決して許されない禁断の恋を貫こうとする二人の道を描く物語である。

 

こういうの色々と加減とかテンションとかバランスとかの塩梅がすっごい難しいんだけどさ。
特にマンガではなんとかなってもアニメになると一切の誤魔化しが利かない部分というのが特に多くて、スベり始めるともう止め処なくなってしまうのだけど本作はそこがすごく上手に仕上げてました。

バトルではバトルのテンションで、ラブコメではラブコメのテンションで、これを瞬時に切り替えるギャップで生じるおかしさと可愛さよね。
デス美のキャラ配置がよく出来てて、戦闘員リーダーとして優秀な男勝りなため周囲から女のコ扱いはされないし本人もそれを是としていたところに、最も縁遠いと思われていた恋愛という出来事が降って湧いてしまい、闘いの中では決して陥らないような戸惑いと喜びで困惑してアタフタする様が大変に可愛らしい。
 

これはもちろん使い古された手法ではあるのだけど普通の女のコでやろうとするとどうしたって微妙な感じにならざるを得ないネタを、ヒーロー×悪の組織の中に放り込むことでこの微妙さを完全に消すことに成功した。
これは功績として大きいんじゃないのかな。
このパターンがこれから増えそうな予感しかしないw
男女逆とかね。

戦闘員リーダーとして優秀、という配置がまた絶妙ですね。
仕事では絶対に見せないようなポンコツっぷりを最大限に発揮できるわけで。
ヒーロー側のリーダーにバランスとって悪の組織のボスとかにするとそれはそれで面白そうではあるけども、敵味方の対立構造にだいぶ不都合が生じたりしてユルくならざるを得ないしね。
怪人との上下関係がどうなのかも気になるけどそれは今後きっと出てくるでしょう。

そして本作はデス美がどれだけ可愛く描けるか、というところにもかなりの比重がかかるのだけど、これはもうスタジオが project No.9 なので約束された勝利と言って良い。
ロウきゅーぶ!、ネトゲ嫁は言うに及ばず、天使、りゅうおう、エグゼロス、友崎くん、と品質・作画ともに安心のスタジオで本作もその期待に応えてくれています。
少なくとも1話はアクションやバンク周りにもしっかりカロリー使って作ってますからね、心配ないですね。

演者陣は座長がゆっけ、ヒロインに長谷川さん、彼女は昨年あたりからちょくちょくモブじゃない露出が増えてきてて今期なんて4本ぐらい出ずっぱり。
脇をヒーロー側で興津さん間島さんちゃんりな寧々ちゃんが、ゲッコー側では安元さんとかざーさんとかひーさんとか杉田さんとかが固めてる。
こっちも全く心配ないですね。

OP/EDはアニソン界のお喋りくそメガネことオーイシお兄さん田淵さんプロデュースのDIALOGUE+という組合せ。
オーイシは feat.田村ゆかり になってるけどゆかりん本編には出てないのよね…楽曲単体かぁ。
DIALOGUE+は楽曲の方は割と活発にというか継続的に活動してるけど寧々ちゃん以外のメンバーの声優活動の方があんましパッとしないなぁ。
明日ちゃんの村上さんぐらいでしょ…も少し頑張ろうw

作品についてはあんま言うことないなぁ。
コレ観るでしょw