目覚めて、とても幸せな気分だった。
でも、数分経ってそれが夢だったと気付いた。

久しぶりに声をあげて泣く。




…今は無き実家でくつろいでいた私。
そこへ、出張中だった父が帰ってきた。


憎まれ口を叩きながらも、互いに笑っていた。私と父はいつもそんな感じだった。


来たばかりだと言うのに、もう行かなければならないと言う。


父が好きだったドライフルーツを、3種類、「持って行く?」と聞くと、素っ気なく、そして少し照れくさそうに、「おぉ」と答えた。


そして、「俺はもう長くないんだ」と、またふざけるように言った。…




結局、現実でも、電話で聞いたその言葉が最後になってしまったのだけれど、顔を見て話をしたのは何年振りだっただろう。10年振り位だろうか?


そして、夢に出て来てくれたのは、ほんとにサヨナラをしてから2回目。前回は黙って立っていただけだったけれど。


もうすぐ父の誕生日だ。
地震で崩れた父の今の家、近々行って見よう。


また会えるかも知れない。会っても、喧嘩するだけだけど・笑。