いつもより多忙だった金曜日。

突然やってきた地震。

耐震構造では無い古いビル。

上階では天井も落ちたらしい。

近所のマンションも、何枚もの窓ガラスに亀裂が入っていた。




皆がヘルメットを被り、机の下に隠れる中、1人、ネットで実家の震源を調べていた。


家族に何かあったら…
それだけが恐かった。



家族と不仲で、もう会いに行くことは無いかもだなんて、そんな状況だったけれど、やっぱり家族は家族なのかな。



自分の命も、自分の家のことも、どうでもよかった。



被害は少なかったし、大袈裟だけれど。



会社に残り、連絡が取れていない社員の安否確認。


社員の命を守るのも会社の責任との社長の判断。


過去に、たまたま旅行先で大地震に遭い、亡くなった社員がいました。また、地震とは関係ありませんが、連絡が取れず家に行ってみたら亡くなっていた…ということもありました。


特に、1人暮らしの方は何かあったら…と思うと、やはり、早急に連絡を取らなければ、という気持ちが強かったです。


しかし、帰宅し、いろいろな情報を目にする中で、その電話が、命がかかっている誰かの電話の邪魔をしていたのかも知れない…そう気付き、控えるべきだったと思っています。


電話以外の他の方法で安否確認が出来るよう、考えなくてはいけませんね。


翌夜まで会社で対応に追われ、自分の家族の安否確認が取れたのは日曜日。


天井が剥がれ照明が落ちて来たり、ガラスや鏡が割れ、逃げ場を失ったらしいけれど、ケガは無かったようで。


ただ、別居している寝たきりの祖母は、パニックになり、数日泣いていたようです。昼間は1人だったのだと思う。


行ってあげたいけれど、交通手段が無い。

昨日は、もう1人の祖母の四十九日でしたが、墓石があちこち倒れ、めちゃくちゃになっていたようです。




会社に残ったうちの1人は、実家が被災地。実家は火事に遭い、海沿いに住む祖母とは連絡が取れないと言っていた…。
無事だといいけれど。




今出来ること…目の前のことから目を逸らさないこと。日常を見失わず、出来ることを精一杯やること。引き続き節電すること。ガス、食料、、、資源を無駄にしないこと。募金すること。


1人でも多くの命が助かるよう祈ること。

必要とされないうちは、静かに待つこと。

心穏やかに、冷静に過ごすこと。

家族や友人を大切にすること。




今は、これしか思い浮かびません。
偽善と言われるかも知れませんが、自分自身を落ち着かせる為に書きました。



毎日のこの揺れが、悪夢から覚まそうとする誰かの手ならいいのに。
そんな風に思ってしまいます。



大切なモノ、もう一つ。
形無いものにお金を遣うことが多いですが、形無いものは失うことも無いのだなと思いました。



ここ数日、音楽を聴いてはいないけれど、心の中に、時折音楽が流れています。