ゲーム回顧録
【Wizardry 狂王の試練場】

概略
メーカー:サーテック社(米国)
発売日:1981年(日本国内1985年)
 最初pc9801その後PC8801シリーズで発売。その後様々な続編が発売。
短評
 線画で描かれた3Dダンジョンに、襲い掛かる様々なモンスター、そして手に入る魅力的なアイテム(呪われたアイテムも多数)に心奪われ、遊び続けた人を多数生み出した中毒性が高いゲームです。
 そして、手塩にかけて育てたキャラクターを突然失うトラウマを植え付けられた人も多数生み出したゲームでもあります。
敵を倒し手に入れた宝箱の罠を解除時、突然ディスプレイに表示される

【おおっと!】

からの

【いしのなかにいる】

が表示される恐怖。こんなネタ分かる人はもう少ないでしょうね(汗)。


思い出
 仲間を募って(自分で複数人、キャラクターを作成し)ダンジョンに潜り、モンスターや敵を倒して宝箱を手に入れる。オーソドックスなハック&スラッシュのゲームですが、ハマるととことん遊び尽くしたくなるゲームの先駆け的な存在でした。
 記念すべき第1作では、
「ムラマサブレード」
「ガーブオブロード」
「シーブズナイフ」
「ブレードカシナート」
これら宝物を初めて手に入れた時の感動は、今でも忘れておりません。
「フラック」
「メリフィック」
「ポイズンジャイアント」
「グレーターデーモン」
「ヴァンパイアロード」
これら怪物達に不意を打たれた時を思い出すと、今でも絶望感で体が震えそうになります。一瞬で自分のパーティーが壊滅したり、苦労して上げたキャラクターレベルを4つも下げられたり…。
 すぐPCのリセットボタンを押せば緊急事態を回避出来たのですが、それを知るまでは沢山の被害を全て受け止めていました…。

 そんなこんなで、非常に臆病になった私は、なかなかラスボスに怖くて挑めなくなっていました。石橋を叩いて渡ることを選んだ私は、初めてラスボスのワードナーを倒した時は、プレイヤーキャラクターのレベルは皆ゆうに20超えていたと思います。(だいたい目安は13レベルを超えて、魔術師が最強の呪文「ティルトウェイト」を覚えたらクリアライン)
 自身のキャラクターに自信が無かった事もありまさしたが、クリアしたらゲームの熱意が失われてしまいそうで、それが怖くて延々と宝探しをし続けていたと思います。

 ゲームクリア後も、ウィザードリィで植え付けられた宝探しの楽しさは忘れられず、今でも「ハック&スラッシュ」ゲームには心がときめいてしまいます。
 宝探しは宝が見つからない時が、1番楽しい気がします。またディアブロあたりにでも手を出そうかしら…