水中翼船「金星」が撤去されました(追記あり) | Carpenguinの船ブログ2

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今日も呉港に出没しています(=゚ω゚)ノ

先日アップした「ノーティカ」の記事のコメント欄で話題になったのですが。。。
呉の大和ミュージアムに屋外展示されていた松山航路の水中翼船「金星」が。。。イメージ 1

最近、老朽化を理由に撤去されてしまいました。
イメージ 2
昭和40年代に登場し、海上交通の高速化時代の先駆けとして活躍した、船舶史上では歴史的価値のある名船だったと思います。

また一隻、貴重な保存船が消えてしまいました。
何もできない自分が悔しいです。。。

なお、在りし日の「金星」の写真はまた帰宅後に追加する予定です。
 
 
【 追 記 】
水中翼船「金星」の写真と記事を追加します!
上の2枚の写真もスマホで撮ったものだったので、カメラで撮った写真に差し替えました。
 
さて、こちらが昨年の初夏頃に撮影した「金星」の写真です。
イメージ 3
 
こちらは別の角度から、別の日に撮影した「金星」です。いつもそこにあるのが当たり前で風景の一部のような存在だったので、あまり多くの写真を撮影していなかったのが、今となっては悔やまれます。
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船尾側から。
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船尾側の水中翼とスクリュープロペラ。
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2005年の「大和ミュージアム」の開館の後、隣接する大和波止場の整備に伴って、「てつのくじら館」のすぐ目の前に設置されていました。
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ご覧のとおりの一等地に、わざわざ水中翼船にピッタリのコンクリートの枠を造って設置したのに、その後は手入れをされた様子もなく、塗装直しも一度もされることのないまま、屋外展示とは名ばかりで放置されていました。
設置後10年も近づき、野ざらしで朽ちるにまかせ、錆が塗装を浸食してボロボロになってきているのが、そばを通るたびに気がかりではありましたが、つい先日、地元呉のキャプテン・ファンファンさんのブログ記事で撤去されたことを初めて知って、あまりに突然のことにただ驚くしかありませんでした。
 
補修の予算がないからというのが理由であるならば、すぐ近くにある有人深海調査艇「しんかい」も傷みが目立ってきているので、いずれはいきなり撤去されてしまうのかもしれません。(もっとも、こちらは海上保安庁からの借り物なので少しは気づかってもらっているのかもしれませんが。)
イメージ 12
 
そして昨日、地元の艦船ファン仲間の江田島さんから、撤去になった「金星」が現在、江田島のとある場所に放置されているという情報をいただいたので、今日見に行ってきました。
とはいっても、私有地の敷地中なので近づくことができず陸側からは上半分しか見えないそうで、対岸の呉側からなら見えるかもということだったので、こんな場所に行ってみました。
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遠いです。。。(^^;
しかも、今日は午後から急速にPM2.5がたちこめてきて視界がわるくなり、私の手持ちのコンデジではこれが限界でした(泣)
でも、遠目でも何とか「金星」であることは分かりました。
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トリミングしてみましたが、どうやら船底部分の水中翼は切断されてしまっているようです(T_T)
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ここは深田サルベージ建設(株)さんの江田島作業所ですが、船の解体をしている場所ではないので、「金星」がこの後どうなってしまうのかは不明です。
 
すぐ前の瀬戸を、現在、広島・呉~松山航路に就航している双胴型水中翼船(スーパージェット)の「宮島」が通り過ぎて行きました。
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かつて同じ定期航路で花形として活躍していた水中翼船「金星」は、後輩のスーパージェット4隻が毎日13往復、元気に活躍し続ける様子をこの場所で見つめ続けることになります。いつまで。。。?