そんな簡単なことを俺は理解していなかった。いつか俺は死ぬのだ。それがいつかは わからない。死んでも何事もなかったようにまわりは進んで行くのだろう。誰が死んでも同じか。
今朝出かける前に、自分は死ぬのだと思った。それが寿命か、病気か、事故かそれとも・・・。いずれそのときはやってくる。今まで俺は考えたこともなかった。考えようともしなかった。避けていた。考えたくなかった。それを今朝あえて思いを巡らせてみた。居心地の悪い。でもそのあと何か感じた。
いやその前の目が覚めたときに感じたのか。違うと感じた。こんなわけないと。少しだけれどチカラを感じた。これは自分ではないと。そんなわけないと。しばらく疑っていた。でもそうなのかもと、すこしづつ受け入れていった。そうなんだよな。当たり前のこと。自然なこと。