しこりをみつけてから初めての検診日。

もー逃げられないな。と言う気持ちと、逃げたいな。と言う気持ちの中で揺れていた。

確定されたらまた前回と同じように、抗ガン剤、手術、放射線治療と盛りだくさんなんだろうな〜と思う一方、二回もこんな短期間になる奴そうそういないし大丈夫!
と思う自分もいた。

自分の番になるまでがとても長く感じた。
グルグルと日頃の生活の反省やら、前回の治療の大変だった事、仕事どうしようとか色々考えてた。

実は転職しようと会社を辞めたばかり(笑)
本当に癌確定したらたまったもんじゃない。
もーね、なんと言うか、頭の中には厄年?厄年なの?ってぐるぐる回ってました(笑)

そんなこんなで、順番が回って名前を呼ばれて診察室の待合室に入る。

住んでる地域では有名な乳がんの名医と言われるお医者さんなんですが、乳腺外科だけは野戦病院の様。
それだけ患者数が多いと言う事でしょうが、上半身裸にバスタオル羽織って待たされるんですよ。情けない格好で待てと。
これ、、、慣れないのです。
3年通ってもこの雑な扱い慣れないのです。

やっと辿り着いた主治医に
「右にしこりがあります」と伝えると、
お決まりのエコーの検査を受けました。
「どうですか?」

主治医「あーこれは90%乳がんですね〜(にっこり)」

????

にっこり?

「確定なんでしょうか?」

主治医「うん。確定だね。まぁPETやって、針生検して、見ないとはっきり言えないけど、もーこれは癌だね!(またもや嬉しそうに、にっこり)」

????

笑ってんじゃねー!!!!
もー、この辺りで怒りがフツフツと湧き上がって来たんですよね。

でも今はちゃんと話し聞かなきゃ。
でもずーっとにこにこ?ニヤニヤ?笑ってるんですよ。この先生。

心の中で私は
『澤口のくせに笑ってんじゃね〜!!!』
と言う悪態と怒りに支配されてました。
※ホンマでっかっと言うテレビに番組に出ている脳化学者?研究者?の澤口先生にそっくりなんです。私的に。(番組の澤口先生のキャラクターは嫌いでは有りません)←ごめんなさい。

結局癌になってて、何故か笑われたと言う怒りだけに支配されて1回目の診察は終わりましたとさw



しこりを見つけてからの私は、もっと前に何故気付かなかったのか…と振り返る日々を送ってみたのです。

しこり発覚は9月末。

確か8月初旬。
どーにもこーにも身体が辛くて、慣れないデスクワークのせいかもしれないが、背中が痛くて仕方なかった。
だからマッサージ受けに行くことにした。

程よく気持ちよくマッサージ受けてたら、
「脇ひどく腫れてますね〜」

え?
何のことだろ?
と聞いてみると、いや、見て分かったけれど、
右の脇がくぼみも無く、とにかくポッコリ腫れてるのですよ。

なぜ?と聞いたらリンパが溜まってるからでは?と言われた。

揉みほぐされたら確かにポッコリは少しましになってくぼみもできたのを覚えてる。

あれは偶然だったのかなー?
前哨戦だったのかな?

分からないけれど、癌じゃ無くても、体におかしな事が始まってたんだな〜

むしろ頑張って何かと戦ってくれてたんじゃ無いのかな?

今思えば、その辺りから何かが始まってたんだろーなー。

当時は、仕事が忙しいからだ!としかおもってなかった。

もうすぐ診察日。
主治医とのバトルまで秒読みです(笑)





ビールがまずくなり、占い師にありがたくない忠告を告げられ、数日。

のほほんとしてたんですよ。
ほんとに。

変なこと言われたけど、抗がん剤もやったしね。
放射線もやったし。まだ若いし←関係ないけど。

むしろあっちゃ困るんですよ。再発なんて。
するわけないなー。

3ヶ月に一回の定期健診も忘れず行ってるし←当たり前だけどね。
血液検査の結果も良好。

再発の兆しなんか全く出てないし!

やっと手術と抗がん剤の後遺症も抜けて、やっと普通のワイヤーブラに戻れたので、新調した素敵ブラジャーを試そうと鏡に向かってた時です。

ん?なんか変…

鏡とリアルな胸を交互に見てた時に、視界に不自然な歪みを見つけたんです。

ほんの小さな脂肪の歪み。
大きなセルライトがある時みたいな。。。と言ったら良いのかな。

胸が痩せたのかな?ダイエットしてたしな。
まさか胸にもセルライトってできるもんなの?
まぁ脂肪だしな。。きっとそうだな。
そう自分に思い込ませながら、胸を触った。
歪みが有った所を重点的に。

指先にはコリッとした小さな硬いものが触った。
触っちゃったんですよ。。。

経験者は冷静だね。
直径は。。。1〜1.5センチに満たない。
まだ初期だ。
もしガンだとしても大丈夫。
脇。。。腫れてない。
転移は無いと信じる。

いや、乳腺炎って事も有るし。
ちょうど1週間後は検査日。
今まで再発は無いって、マンモにも映らなかったし。きっと違う病気に違いない。
大丈夫。大丈夫だ。
絶対大丈夫。

そう言い聞かせて、1週間を過ごしたんだ。
いやそこまで深刻でも無かったかな。

でも漠然と怖くなる瞬間もあって、どうやったら逃げられるかなんとなく考えてた気がする。

通院日まで、早いような長いような1週間だった。