氾濫する情報は、確実に子供の心を捻じ曲げている。
『本物』を『本物』として受け入れるフォーマットが今の子供たちには欠落しているように思える。
昔、僕ら世代（30代後半）が見聞きしてきた強烈なキャラクター。つまり≪ブルース・リー≫や≪松田優作≫は僕らの心に強烈な印象だけでなく『カッコいいとはこういう事だ』を教えてくれていたのだ。
しかし、今の子供達は既に『芸』のひとつとしてオーバーリアクションを『パロディ』＝『リアル？』という図式をその頭の回路で組み込んで納得してしまうのだ。
勿体無い。
乱舞する情報は、僕らの頃あった想像の翼をいとも容易くもぎ取ってしまっているのだ。
可哀想に・・・・・・・・・・・・
僕ら大人は、その情報に負けない『熱』で、子供達に『本物』を見極める力を与えてゆかなければならない。
大きくなってから気付くのでは遅過ぎるのだ。
どうすればいいのか？それは僕らの親から渡されたバトンなのだろう。