会社を去る者 | 日々幸進(ひびこうしん)

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日々、自分が楽しくて生きている事を簡潔に記しておきたいと思います♪
演劇、音楽、TVドラマ、映画、バラエティ、漫画、アニメ、特撮、他を色々自分の視点で面白しろ可笑しくね♪

僕が今の会社に入ってから1年と5ヶ月が経つ。

その間に、入っては辞めていく人達が・・・かなりの数いることに驚く。


・・・・確かに人が育つ土壌ではないかも知れないとも思う。


だが、会社を辞めるのは、その人個人の問題だ。

会社を辞める。

それはとても勇気の要る選択だ。

僕もそれは経験済みだ。

特にその人間に家族が居れば、それはとてつもないプレッシャーだ。

僕は・・・・・というか大多数の人間がそうであろうと思うが、僕は前の会社を辞めるに辞められず・・・・という日々が何年も続いた。

だからこそ、

この会社に辿り着いた僕は、易々とこの会社を辞められる人を不思議にも思う。

いや、

分かる。

分かるのだ。

辞めようとする気持ちも。

ただ、その辞めてから先のことがない人達は大丈夫なのか?


人間は誰でも成長を続けたいと願う生き物である。

それがポジであろうとネガであろうとだ。

だがその成長を塞き止められたり、束縛されたりすると、生きる価値がないと思う人間が辞めるのだ。

まぁ一概には言えないだろうが・・・・・・・・・・


とにかく僕より後に入ってきた43歳は、小学生の子供が居るにも関わらずアッサリと辞める。

7ヶ月しか居なかったのだ。

先々週の金曜日にはその決断が下され、今週一杯で会社には来ずに、後は有給消化に当てるのだという。


今日一緒に昼飯を食べに行った。

色々と話を聞く。

なるほど、なるほどと頷く事が多々あった。


彼なりの決断。


そして最後に彼は言った。

「個人の携帯教えてくれへん?」

会社でPHSを持たされている僕らは辞めてしまえば連絡の取りようがなくなる。

だから彼は言ったのだろう。

僕は喜んで教える。


これから先、彼は一体どうするのか?

一寸先も決めずに辞める決断が英断かどうかは時間が決める。


ともかく、彼に幸あれ!


ふぁいいとうううううう!!!