将来の資産形成として、米ドルへの投資が推奨されています。
将来的に「円安」になっていくと思うので間違いではないと思うけど?
私:確かにおっしゃるとおりです。
米ドルへの投資と言っても
・為替を買う、外貨預金やFX
・米国株やETFを買う、投資信託
・外貨建ての債券
・外貨建ての保険
など、いろいろありますがこれらすべて将来への投資という「商品のひとつ」ですよね。
FXでも買いポジション持っていればスワップポイントが受け取れます。
外貨定期預金も利金が受け取れます。
ETFや投資信託も分配金が受け取れます。
債券も利付債であれば利金が受け取れます。
保険は分配金や利金を定期的に受け取れませんが、配当や分配金を解約するまで繰り越せます。(複利)
話しをタイトルに戻すと
米ドル建てで積み立てる事はおすすめしません!
毎月ドル建て(ドルベース)で積み立てると当然ながら(円ベース)での金額が変わってきます。
毎月200米ドルを20年積み立てた場合の円換算だと、
1ドル=100円の場合のひと月に必要な円は20,000円
1ドル=150円だと30,000円
1ドル=200円だと40,000円
です。
毎月20,000円の予算で考えていた米ドル資産が1ドル=200円だと2倍の40,000円も必要となります。
極端ですが、5,6年前まで1ドル=110円だったのが現在は149円と「円安」へと進み円換算の負担が増しています。
これから「円高」となるかも知れないじゃないですか!
私:確かにおっしゃるとおりです。先の事は分かりません。
ではなぜたったの5,6年でここまで円の価値が安くなったのか?
物価が上昇しているのか?
このまま円の紙幣だけ持っていればいいのか?
米ドルへの分散投資は間違いではなく正解だと私も感じています。
ただ、為替の影響で負担が増える事も頭に入れておくと積み立てた事を後悔しなくて済みます。
可能であれば最低10,000米ドル以上の予算が出来てからスタートする事が長続きするコツです。
※10,000米ドル=約150万円(2024.3時点)
(結局年利4%の商品でも元本の4%です。)
200ドル×12ヶ月=2,400ドルに4%の利回りが付いてもしれてますよね。
という訳で長くなりましたが、
米ドルベースで積み立てると円安になればなるほど円ベースでの支払う負担は大きくなります。
ですので、投資にしても保険にしても毎月積み立てることはおすすめしません。