お正月といえば帰省して家族と会話できる貴重な時間です。
私の親も70代の父と60代の母がいますが、元気な間に話しておきたいのがお金の話。
※欲しいとか財産は充てにしていない
正月から地震があり、この家も築40年経過しているけれど今後はどう考えているの?
70代→解体費用に600万ぐらいかかるらしいけどそんなお金はない。
じゃあ自分達(70代夫婦)が亡くなるまではこのまま住むってことなんやね。
分かった。
調べてみると
鉄筋コンクリートの耐震基準が強化される前に建てているからリノベするにしても耐震補強なども追加で予算がかかるようです。
どちらにしても将来住む人が居なければ無駄になるのでこの話は終わりにしました。
話し変わるけれど
老後の資金の収支は毎月プラスで生活できてる?
70代→今は小さく働きながら年金ももらっているか大丈夫。問題は働けなくなってからかな・・。
祖母の時は施設に入居していたけれど収支はどんな感じだったの?・・・なるほど。
ついでに葬儀費用と自分達の終わり方の希望についても確認できました。
最後に聞いておきたかったのが
死亡保険金のある保険とかは加入してるの?
70代→わしが亡くなった時は○万円、母の場合は○万円。
それはどこの保険?ふむふむ。
→死亡保険金は聞けたけれども、支払った保険料合計と解約返戻金は分かりません。
もっと早く聞いておけば良かった!
次回保険証券か加入時の設計書を見せてと伝え帰ることに🚘
正直、土地や不動産を相続した場合や葬儀代やその他の支出で必ず現金が必要になってきます。
保険で資産形成はできませんが、保険に加入していないからその分預貯金が貯まっているのか?
は当人たちでないと分かりません。(投資はしていない模様)
70代の父が言う心配せんでもなんとかなる!と言う言葉の裏には
「何も考えていないのか?」「今は言えないけれど亡くなってから分かる何かがあるのか?」
私は前者だと思っているので期待は全くしていません。
自分は今回の件も含めて残された家族が困らないよう最低限の保険金(契約者がなくなってから効力発揮)は作っておこうと感じました。
生命保険金のメリットは非課税限度額があることです。
また、現実的なメリットは保険金受取人が保険金を受け取れることです。
例えば
【ケース1】
保険金1,000万の保険=受取人は配偶者
よりも
【ケース2】
保険金500万円の保険A=受取人は配偶者
保険金200万円の保険B=受取人は子A
保険金200万円の保険C=受取人は子B
生命保険金の非課税金額=500万円x法定相続人の数となりますので
父が亡くなり、嫁と子2人が法定相続人の場合500万円x3人=1500万円までは非課税です。
今回のように保険金が1,000万円の場合は分ける必要はないですが、お金が絡むと
残された母が「父が残した保険金はすべて私が使うからね。受取人は母だから」
子2人・・・・・。
親子であれば、はいどうぞ!と納得できるかもしれませんが、保険金が高額になればなるほど
または相続人が兄弟姉妹だけの場合などは揉めるかもしれませんよ。
残された家族がお金のことで揉めないためには保険に名前を書いておくことです。
余裕があれば保険金受取人は配偶者だけではなく子や孫、息子の嫁さんなど、介護に携わってくれた方など
いろんな残し方があります。
保険にはデメリットもあります。
それは元本割れするような保険に加入しているケースです。
1,000万円の保険金があるけれど、支払った保険料は総額1,200万円!解約しても900万しか戻ってこない!
こうなるとまたやっかいな話になってきます。
とりあえずこのブログ読者さんはマネーリテラシーも高いと思うので、親や家族はどんな保険に加入しているのか?
見せてもらうのが、将来自分達に返ってくる大事な話だと思います。