いやー,待たされました.やっと出ましたね,巨漢Meat Loafの"Bat Out Of Hell 3".ロックオペラの傑作として名高い"Bat Out Of Hell"が出たのが1977年,それを上回る傑作の"Bat Out Of Hell 2"が1993年ですから,Bostonなんかがかすむほどの超スローテンポです...(^^;
さて,"Bat Out Of Hell 3"ですが,前2作で重要な役割を演じていたJim Steinmanの影響度が薄れた分,仰々しさがなくなり,よりポップになっています.とは言え,Meat Loafの歌声は健在で,堂々たるロックオペラを聴かせてくれます.提供されている楽曲群も良く作り込まれており,長年待った甲斐があるアルバムになっています.しかし,個人的には"Bat Out Of Hell 2"の方が好きです.
ところで,「Meat Loafは歌がうまい」というのが定説なんですが... 一度も彼の歌を生で聴いたことがないので,何とも言えませんが,確かにライブ映えする声だとは思います.でも,アルバムを通して聴く限りでは,「うまいことはうまいけれど...」というのが私の感想なんですが,みなさん,どうですか?