告知が遅くなりましたが、
昨日9月30日、
僕が原作を担当している
『真夜中のこじか』(作画:あおきてつお先生)
第5集が発売になりました。
残念ながら、今巻が最終巻となります。
少なからずファンもついてくださっていたと思うのですが、
根強いファンのいる長期連載陣がひしめく
ビッグコミックオリジナルという雑誌で
生き残っていくのは大変だなぁと
あらためて痛感させられた作品でした。
医療的な描写にも、いろいろと苦労しました。
ストーリーの面白さを優先させると医療面で辻褄があわず、
医療面の正確さを優先させると、漫画としての面白みが足りず・・・
その狭間で揺れ動きながら、毎日、執筆していました(^^;;
クレジットにはお名前を出していませんが、
医療監修として毎回、こちらの無理難題にお応えくださった
N先生には、たいへん感謝しています。
連載中に急性心膜炎にかかり、
心膜炎から心筋炎に移行すると命も危ないと言われる中、
病室で原稿を書いたのも、今となっては良い(?)思い出です(苦笑)
医療漫画を書いている最中に入院したのも
何かの巡り会わせだろうと、
その後、急性心筋炎の患児を登場させたりもしました。
連載終了時のブログでも書いたとおり、
連載中、ドラマ化の問い合わせも多数いただき、
中には具体的な企画書にまで仕上がっていたものもあったので、
そこに書かれていたキャストでドラマ化されていれば、
果たしてどんなだったかなあ・・・と夢想する日々です(笑)
まだまだ書きたいテーマもあったので、
短期ででも復活する機会があれば、嬉しいのですが。
あおきてつお先生とも、
また何か別の作品でもタッグを組むことができれば・・・
と考えております。
ともあれ、『真夜中のこじか』最終巻、
発売中の第1~4集とあわせて
お手にとっていただければ幸いです。
ファンの皆様、バンビ先生(朝比奈伴美)を忘れずにいてやってください。
どうぞよろしくお願いいたします。