アメリカに住んで約15年。アメリカのカスタマーサービスの雑さに憤慨しつつも、その雑さゆえのゆる〜い感じも結構好き。日本の丁寧なカスタマーサービスにはホントに頭が下がります。アメリカのテキトーサービスを経験すると、そこまでしなくても?と思ってしまいます。

この社会で働いている時のあるあるフレーズ


私の仕事じゃない


確かにそうです。仕事には役割分担があり、確かにそれはあなたの仕事ではありません。。。でも協力/助け合いも必要では?と言いたい


私の仕事はリハビリ科での理学療法。患者さんの大多数はおじいちゃんおばあちゃん。こちらではSNF(skilled nursing facility)と呼ばれ、病院を出た後すぐには家に帰れない人は体力回復の為SNFに行きます。ご存知の人も多いかと思いますが、アメリカの医療費は超高額。病院の入院は最低限。日本だと一週間は入院するよね?ってな手術でも日帰りとかだったり。

なので、病院に運ばれた高齢者はだいたいSNFに送られます。病状も様々で、ほとんど動けない人、転倒が心配な人、認知症の人などなど、要介護の患者さんが多数。

SNFには主にお医者さん、看護師さん、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、介護士(CNA)さんがいて、それぞれの仕事をします。CNAさんは主にトイレの介助(オムツ替えなど)、食事の分配、世話、身の回りの雑用等。日本も介護士不足ですが、アメリカも一緒。大変なお仕事なのです。そして素晴らしいCNAさんもたくさんいます

が。。。。

中にはエッ?ってなお人も。


私の仕事は理学療法です。色んな事やりますが、簡単に言うと患者さんのリハビリ。なのでオムツ替え等、“私の仕事ではない”とつっぱねる事もできますが、時間の許す限りできる範囲でCNAさんのお仕事を手伝います。(実際、PTやOTの人で”私の仕事じゃない“と絶対にオムツ替えやらない人もいます)

ごもっともだとは思うけど、持ちつ持たれつの関係もあると思うので、てが空いていたり余裕があるなら手伝うのが普通じゃ?


以前にもブログに書いたと思いますが、私の仕事の一つにリハビリ後のdocumentationと言う書類書きがあります。個々の患者さんのリハビリ内容を事細かに記録します。この厄介物に時間をかけ過ぎると、私のproductivity(効率力)が落ちて、お叱りを受ける事も。リハビリとオムツ替えは関係ないので、本来ならオムツ替えに要した時間は請求できないけど、オムツを変える為に寝返りを打ったりとか、立ったり座ったりを繰り返すことがリハビリの一環にもなるので、それをリハビリ内容に組み込む事もあります。前述通り、CNAさんは忙しくて待っていたら時間がかかり過ぎ、結果的に自分のproductivityも落ちると言う悪循環。


でもCNAさんの仕事を手伝い過ぎると、あの人はやってくれると甘える人も出てくるのも事実。リハビリ科のディレクターからも”あまり手伝いすぎちゃダメだよ。やってくれると思ってやらなくなるから”と言われました。そしてまさにその通り。


本来なら、リハビリの前に患者さんのオムツ替えや着替えを済ませておくのがCNAさんの仕事。リハビリは45分と決まっているので、オムツ替えや着替えに時間を取られたらリハビリの時間が減ってしまうのでもったいない。


でも、“すぐリハビリあるからその時に替えてもらおう”と押し付ける人も😞明らかに故意的ーーだってスマホいじってたりおしゃべりしてるんだものプンプン 仕事しろよ!と言いたい(けど言えない笑い泣き)波風立てたくない人です。。。私


長文になってるので、次のブログに私と一緒に仕事をする”ain’t my job”のアメリカ人について書こうと思います。


長々と読んでいただきありがとう飛び出すハート